ソニーとオリンパスのカメラブランドやマウントの統合はしない

AV Watchに、オリンパスとソニー事業提携の会見の内容が掲載されています。

ソニーとオリンパスがカメラ/医療事業提携で会見 カメラ事業は「お互いの強みを持ち合う」

  • カメラ事業においても協力、主にコンパクトデジタルカメラ領域において、基幹部品の取引やその他協業について協議、検討。オリンパスからレンズや鏡枠などのソニー向けに供給、ソニーはイメージセンサーをオリンパス向けに供給する。部品の共同調達などによる、損益分岐点の引き下げなどに取り組む方針。
  • ラインナップの整理や両社のカメラ用ブランド、レンズ交換式カメラへの展開については、「サイバーショットやαと、ペンなどのブランドが一緒になるか? といわれれば、それぞれにブランドの価値がある(ので統合しない)。また、マウントついては文化の一つ。それをお客様の利益に反する形で統合するということは難しい。いかにソニーとオリンパスの強いところを持ち合って、お互いに強化していくか、ということを中心に考えている」(ソニー平井CEO)と回答。
  • レンズ交換式へのイメージセンサー供給については、「いろいろ話し合って議論していくが、一番すぐ刈り取り可能で効果が出る部分は共通部品。それ以上は議論しながら作業していく」(ソニー平井CEO)とした。

 

ソニーとオリンパスの事業提携に関して様々な憶測が流れていますが、両社のカメラのブランドの統合や、レンズ交換式システムのマウントの統合は、現時点ではないようですね。

ソニーからセンサー、オリンパスからレンズが供給されれば、お互いに弱い部分を補えるので、これだけでもライバル各社に対抗する上で有利に働きそうです。