ソニーRX1はAFが若干遅いがMFの使い勝手は素晴らしい

Phoblographer に、ソニーRX1のインプレッションが掲載されています。

Extended First Impressions: Sony RX-1

  • RX1のAFが、本当のところ若干動きが遅いと言うのは私だけではないだろう。何人かのジャーナリストが中央のAF測距点を使ってピントを合わせ、後から構図を変えるのがベストだと考えている。多くの人が知っている通り、(コサイン誤差で)ピントが狂うと感じるので私はその方法は使用していない。自分がRX1を購入するなら、AFよりもMFを好んで使うだろう。
  • 素早く撮影するストーリートフォトグラファーは、絞って置きピンをするのでなければ、他を探した方がいいかもしれない。私はレンズに被写界深度目盛りを付けて欲しい。
  • (アップデート)最新ファームでは、AF速度の面でRX1は富士フイルムX100とだいたい互角だが、自分が撮影するシーンでは、ピントを合わせたい被写体が上手く選択されないので、MFを使っている。
  • MFはレンズ周囲のリングで行うことができ、体が感覚を覚えてしまえば、RX1のMFは実に素晴らしいものだ。MFはマイクロフォーサーズカメラにフォクトレンダーのレンズを装着した時のようで、RX1ではとても素晴らしいフォーカスピーキングも使用できる。私はAFよりもMFがずっと好みだ。
  • ソニーの担当者は、レンズ交換式にするとかなり大型化する必要があると言っていたが、望むところだ。ライカのレンジファインダー機やX-Pro1のサイズが必要なら、それに賛成する。小さいことは必ずしも良いこととは限らない。しかし、RX1は(小型化を)実に上手くやっている。
  • 高感度の撮影はあまり行なっていないが、ISO6400で撮影したサンプルは極めてよい画質だと思う。
  • RX1はとても印象的なカメラだ。確かに高価だが、ライカ以外ではこのようなカメラは無く、ライカはRX1のおよそ3倍は高い。あくまでも私の意見だが、RX1の価格は理に適ったものだ。今のところRX1の問題点は、EVFが内蔵されていないことと、AFが少し遅いこと、レンズに被写界深度目盛りが無いことだ。

 

インプレではAFが遅いことが指摘されていますが、ファームアップで改善はされているようですね。ただ、比較対象になっているX100もあまりAFが速いカメラではないので、それほど速くなったというわけではなさそうです。RX1は発売日までまだ時間があるので、ファームウェア等を更にブラッシュアップして欲しいですね。