オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8は最高にシャープなレンズ

ePHOTOzineに、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 のレビューが掲載されています。

Olympus M.Zuiko Digital 75mm f/1.8 Lens Review

  • 重さはわずか305g、全長は69mmしかなく、このレンズは35mmフルサイズやAPS-C用のレンズと比べると、焦点距離や口径の割りに驚くほどコンパクトだ。鏡筒は金属製で非常にハイクオリティだが、意外にも防塵防滴ではない。
  • AFはとても速く正確だ。金属製のフォーカスリングは絹のように滑らかに動き、比較的容易に正確にピントを合わせることができる。フォーカシングで、フィルター枠は回転せず、レンズも伸びない。
  • 解像力は開放から中央は既に素晴らしい解像力(excellent)で、四隅は良好な解像力(good)だ。絞ると、解像力はこのレンズだけの領域(Outstandingの解像力のラインよりも更にずっと上)になる。F2.8からF11までは画面全域で非常にシャープで、解像力に差は見られない。解像力に関しては、このレンズはすこぶる良好だ。
  • 色収差はF2.8よりも絞りを開くと若干高いレベルになり、周辺部では0.9ピクセルを超える。F2.8からF16の間では色収差は0.5ピクセルを下回り、ほとんど問題はないはずだ。
  • 周辺光量落ちは開放でわずか0.8EVで驚くほどよく補正されている。F2.8まで絞れば見た目に均一になる。
  • 歪曲は0.9%の糸巻き型で、これは非常に低いレベルだ。歪曲の形は画面全域で整っているので、後処理での補正は容易。
  • 逆光ではフレア耐性、コントラストの低下への耐性は高い。しかし、それほど必要がないとしても、フードが標準でついてきたらなお良かった。
  • 価格は700ポンド前後で少し高めかもしれないが、このレンズの性能を考えれば、それだけの価値があると同意してくれると思う。
  • このレンズの購入を考えていない人は、このレンズの光学性能がいかに優れているのか確かめてみるのも興味深いかもしれない。このレンズは現在手に入る全てのカメラシステムで最もシャープなレンズで、造りもよく、使っていて楽しいレンズだ。このレンズは確実にツァイスやライカのレンズの対抗馬になり得るレンズだ。

 

このレンズはどこのレビューでも非常に高い評価を受けていますが、このePHOTOzineのレビューでも例外ではないようです。

解像力チャートでは、F2.8まで絞ると、グラフが天井を突き破って更にその上まで伸びているほどで、これほど解像力の高いレンズは珍しいですね。開放付近の倍率色収差だけはそこそこの値のようですが、周辺光量落ちや歪曲も問題なく、ボケ味も良好で、全体として申し分のない高性能レンズという印象です。