(テスト機はGH2) | パナ12-35F2.8 | オリ12-50F3.5-6.3 | パナPZ14-42mmF3.5-5.6 |
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DxOMarkスコア | 17 | 10 | 10 |
解像力 | 9P-Mpix | 4P-Mpix | 5P-Mpix |
透過 | 3T | 5.3T | 4.9T |
歪曲 | 0.8% | 0.5% | 1.2% |
周辺光量落ち | -0.8EV | -0.5EV | -1.2EV |
色収差 | 11μm | 13μm | 10μm |
- 12-35mm F2.8は、DxOMarkでテストしたマイクロフォーサーズのズームレンズで最高のスコアで、他のズームレンズを大きく引き離している。
- 色収差の11μmはそれほど良くはなく、これより良好なレンズも多いが、とは言え、それらは単焦点レンズだ。歪曲も問題があり、ワイド側ではとても顕著だ。周辺光量落ちは極めてよく補正されている。また解像力の9P-Mpixは、このクラスの大部分のレンズよりも高いスコアだが、絞るにつれて解像力は落ち込む。
- m4/3機とこのレンズの組み合わせは、間違い無くAPS-Cと張り合うコンビだ。しかし、このレンズは開放付近の画質にかなり重きを置いており、これはユーザーが常に望むものではないかもしれない。
12-35mm F2.8は、さすがに他の普及クラスの標準ズームとは比較にならない性能ですね。DxOのスコア的には、12-35mm F2.8のライバルはオリンパスの12mmや45mmなどの単焦点レンズのようです。
現時点では12-35mm F2.8はm4/3でベストの標準ズームかもしれませんが、近日中にオリンパスからもm4/3の大口径ズームが登場すると噂されているのが悩ましいところですね。
papacamera
>このレンズは開放付近の画質にかなり重きを置いており、これはユーザーが常に望むものではないかもしれない。
??
もともと被写界深度が深めなので、開放を多用される方が多い気がします。開放画質重視は、ユーザーとしては嬉しいのでは?
強いて言うなら、SS1/8000やISO50の設定がないので、NDフィルターが必要なところか。
あっちゃん
当レンズのユーザーです。
色収差は場合によりますが、たしかに時々気になりますね。
歪曲もぱっとみでわかる程度にはありますが、私はそこまで気になりませんでした。
このレンズの良いところは、何よりも撮っていて楽しいことです。この大きさで、ズームレンズで、解像力は単焦点に近いものを得ることができます。
手ぶれ補正もよく効きますしね。
ボケみが欲しいときはライカのマクロに颯爽と切り替えますが(笑)
防塵防滴も大きな魅力ですが、できればインナーズームにしてほしかったです。
23
マイクロフォーサーズ的にはF4~5.6で絞り込んだ状態なので
開放付近重視でもないような。
APSCやフルサイズの感覚で絞ると思い切り小絞りボケが出るので
(F5.6位から影響が出る)他のフォーマット使う人からすると
絞ると解像度下がりやすく感じるのかも。
Limonade
あっちゃんさんはボディーはなにを使っているのかな?
私もこのレンズを所有しています。最初 OM-D で使っていて、
色収差だけが残念でしたが、その後カメラを GH3 に変えてからは、
内部でうまく後処理しているのか、ほとんど気にならなくなりました。
どちらも jpeg での話ですが。
ちなみに、その後手に入れた 35-100mm F2.8 は、
さらに輪をかけて良かったですから、
開発が発表されている 42.5mm F1.2/150mm F2.8 が楽しみですね。
OM1ユーザー
このレンズOM-D E-M5に付けて使っています。
12-50mmから乗り換えましたが正解でした。
開放付近の画質にかなり重きを置いているというのは嬉しいですね。
開放から安心して使えるこのレンズは非常に重宝しています。
COLE
Limonadeさんの経験通り、このレンズに限らず、
パナソニックのレンズはパナソニックのボディにつけた時だけ、レンズ情報に基づいて倍率色収差が自動補正されます。
歪曲収差はマイクロフォーサーズのどのメーカーの組み合わせでも自動補正されますが、倍率色収差はパナソニックレンズとオリンパスボディの組み合わせでは補正されません。
笑う人柱
手振れ補正付きでこの性能である事だけはお忘れなく。
たろ
「開放付近の画質に重きを置いている」というのは、リンク先の「Comparisons」ページにある「DxOMark Score map」というグラフを見ればわかります。
開放でこそ好成績ですが、絞るにつれスコアが下がり、同一F値で比較すると、実は既存のF値可変ズームとスコアはそれほど変わらないようです。風景などで絞って使う場合には、高い割にあまりアドバンテージがないということになりますね。回折ボケのせいでしょうか?
とはいえ、開放が最高性能になるというのは名レンズの条件なわけで、すぐれたレンズなのはまちがいないですね。
papa
panaのpz14-42がとても良い写りをすると思っていましたが、12-35と比べたらデータ的にはかなり低いですね。12-35は素晴らしいレンズですが、いつも持ち歩くカメラ+レンズにpzを考えていたので、悩みます。
ろい
COLEさん:
「倍率色収差はパナソニックレンズとオリンパスボディの組み合わせでは補正されません。」
この表現は間違ってはいないのでしょうが、「オリンパスボディは倍率色収差を電子補正しない」のほうがより正確でしょう。
それよりも、「オリンパスは倍率色収差は電子補正せず、光学系で対応する方針である」の方がよいのかもしれません。
個人的には、松レンズは徹底的に光学系で対応するにしても、竹梅レンズは電子補正してもよいのではないかと思うのですが。
特に、パナレンズで倍率色収差の補正情報があるならばすればよいのに。そしてオリレンズにも補正情報を載せればよいのに。
そのあたり、μ4/3でパナ/オリにはがっちりと連携してほしいです。
オリから出てくる大口径ズームがこのレンズとすみわけできる/両方所有する意味のあるレンズとしてほしいところですね。
あとは、アクセサリーシュー(ex.外付けEVFなど)の
仕様も統一して、アクセサリーを相互利用できるようにしてもらいたいですね。
イメージとしては、オプション品はすべて相互に利用できるぐらいの勢いで統一してもらいたいものです。
レンジャー
>「オリンパスボディは倍率色収差を電子補正しない」
って本当でしょうか?
某比較サイトでは上手くないだけで
オリンパスも倍率色収差の補正をしていると評価されてました
ホントはどーなんでしょうね?
ポロ&ダハ
ガンレフで見ても判ると思いますけど、12-35mm/F2.8
http://ganref.jp/items/lens/panasonic/2319/capability
は、オリンパスの14-35mm/F2
http://ganref.jp/items/lens/olympus/359/capability
より、絞った際のシャープネスが低いですね。
これってF5.6の光束より光軸に近い部分の球面収差が大きく残っているってことですよね。
nikkorの50mm/F1.4は伝統的に球面収差を過剰補正していますが、F2.8以上の球面収差はかなりゼロに近く、絞り開放ではダメでも2EV絞るとシャープになりますけど、このレンズの場合は逆ということになりますね。
理想なのは、オリンパスの14-35mm/F2のように徹底的に収差を少なくして、解像度が落ちるのは回折のせいといえるレベルのレンズですけど、大きく重くなりますから難しいですかね。
パナの12-35mm/F2.8は絞っていくと画面の中央と周辺の解像度の差が大きくなるようですから回折のせいではないですね。
オリンパスには、m4/3でも、もっと高度な収差補正をした大口径ズームを出して欲しいです。
レンジャー
>ポロ&ダハさん
パナソニックの12-35mm/F2.8と
オリンパスの14-35mm/F2と両方使ってますが
グレードが違うレンズですよねぇ・・・
フォーサーズのころのSHGレンズって
解像とか周辺光量とか、かなり贅沢な作りだと感じます
ソニーの24-70mm/F2.8などの
他社135判の大口径ズームと比較しても
重たくでかいのがちょっと難点です。
ポロ&ダハ
>レンジャーさん
パナソニックの12-35mm/F2.8は竹未満のレンズですから…
オリンパスの場合はF2ですから、大きくなってもしょうがないですね。
ライカ判用の24mm/F2.8、28mm/F2.8、35mm/F2.8、40mm/F2.8、50mm/F2.8、60mm/F2.8、70mm/F2.8って大口径じゃないですよね。
せめてF2は欲しいところですけど、ライカ判サイズでF2のズームレンズを作ろうとしたら後玉の直径が60mmはないと駄目ですから、新しいマウントにしない限り難しいでしょうね。
単焦点にしても、無理にF1.4にして絞り開放では甘い描写になってしまうなら、F2にとどめ絞り開放から素晴らしい描写になるようなレンズの方が良いと思います。
F2.8だったら、よほどコンパクトか、超高解像度でなければ存在価値がないと思います。
F2.8で大口径ズームといえるのはフォーサーズの90-250mm/F2.8かSIGMAの200-500mm/F2.8ぐらいでしょうか。
りす
絞ったときの画質はそれほど良くないんですね
レンズのDxOスコアも細かく見ないとよく分からないんだなぁ、勉強になります