m4/3用のSpeed Boosterは中央は驚くほどシャープだが周辺部は甘い

EOS HDに、マイクロフォーサーズ用のSpeed Booster (スピードブースター)のインプレが掲載されています。

Metabones Speed Booster for Micro Four Thirds -- First Look and GH3 images

  • 私はマイクロフォーサーズ用のSpeed Booster のライカRマウントバージョンのテストをGH3で行なっており、以下はいくつかの初期の所見だ。
  • m4/3マウント版のSpeed Booster はEマウントバージョンとは大きく異なっており、光学系は新しくなっている。しかし、スペックは同様で、レンズのイメージサークルを0.71倍に圧縮している。
  • Eマウント版と異なるのは、フルサイズ用のレンズに加えてAPS-C用のレンズも使用できることだが、とは言え、ライカRのレンズは全てフルサイズ用だ。ライカR版はもちろん電子接点なしのパッシブマウントだ。
  • Speed Boosterは、画面中央の解像力は増すが、四隅はそうではない。ライカの28mm F2.8によるテストでは、中央は私の目にはびっくりするほどシャープで、開放でもF5.6に絞ったように見える。これは、ライカレンズによるところも大きいが、そのうちいくらかはSpeed Boosterのおかげだ。しかしながら、周辺部はかなり甘く、F5.6まで絞っても大きくは改善しない。無限遠の風景撮影では、画面全域で許容範囲の解像力を得るためにF8まで絞ったほうがいい。

 

m4/3用のSpeed Boosterは、中央は抜群にシャープですが周辺部が甘くなるということで、周辺部が若干甘くなると言われているEマウント用Speed Boosterと比べてどの程度の画質なのか気になるところです。

このm4/3用のSpeed Booster は、完全マニュアル操作のRマウント用ですが、Eマウント用のように電子制御やAFに対応したバージョンも出して欲しいところですね。