AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6 ED VR は高倍率ズームとしてはトップクラスの光学性能

DxOMark に、ニコンのAF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6 ED VR のスコアとレビューが掲載されています。

Nikon Nikkor 18-140mm f3.5-5.6 ED VR lens review: Accessible, portable and high performance 

テスト機はD7100 18-140VR 18-105VR 18-135 18-200VR 18-300VR
DxOMarkスコア 16 16 16 13 15
解像力 11P-Mpix 10P-Mpix 10P-Mpix 8P-Mpix 9P-Mpix
透過 5.5T 5.4T 5.4T 5.4T 5.8T
歪曲 0.7% 0.7% 0.7% 0.6% 0.7%
周辺光量落ち -1.2EV -0.9EV -0.8EV -0.7EV -0.8EV
色収差  12μm 10μm 10μm 10μm 22μm

 

  • 総合スコア16はとても良好で、新型は期待はずれではない。総合スコアは旧型(18-135)と変わっていないが、解像力は改善している。結果として、このレンズは、ニコンのDXフォーマット用の高倍率ズームで最もシャープなレンズとなっており、この種のレンズでは光学性能はトップクラスだ。
  • 歪曲は高倍率ズームでは問題になることがあるが、このレンズは上手くコトンロールされている。周辺光量落ちと色収差も良く補正されているが、色収差は18mmではどの絞り値でも最周辺部で目立つ。周辺光量落ちもズーム両端の最周辺部では目につく。
  • 旧型(18-135)にも感心したが、新型は全体にさらに素晴らしい。ニコンは解像力を増しただけでなく、ズーム全域、全絞り値での均一性をも向上している。

 

新型の18-140mm VR は総合スコアこそ他の高倍率レンズと変わりませんが、解像力では頭1つリードしていて、このクラスではトップクラスの実力のようです。

ニコンのDXの高倍率ズームのラインナップは実に豊富で、選択に迷ってしまいそうですが、この18-140mm VR は光学性能と利便性のバランスがとても良さそうですね。