ペンタックスLimitedシリーズの新・旧レンズの比較記事が掲載

Pentax Forums に、HD-Pentax Limited の単焦点レンズ(15mm、21mm、35mm、40mm、70mm)の旧型との比較レビューが掲載されています。

HD Pentax Limited Primes Review

(円形絞りによるボケの違い)

  • HD DA15mm F4 は、F4.5とF5.6で若干ボケがスムーズで、F8とF11では差はあったとしても、取るに足らないレベルだ。
  • HD DA21mm F3.2は、旧型とのボケの違いを言うのは難しいが、HDレンズはコントラストが優れている。
  • HD DA35mm F2.8 Macroは、F3.5とF4を除けば旧型とボケに違いは見られないが、(F3.5とF4でも)その違いは本当にわずかだ。
  • HD 40mm F2.8は、(F3.5から)F8まで旧型よりも満足の行くボケ味だ。
  • 70mm F2.8は、旧型も新型も素晴らしいボケで、違いがあったとしても非常にわずかなものだ。
  • (結論)HDレンズは、理屈の上では旧型よりもスムーズはボケになるはずだが、これが明らかだったのは、我々の意見では40mmだけだ。結論として、新型と旧型のボケは非常に似通っている。

(HDコーティングの逆光耐性)

  • HDレンズはフレアが少なくコントラストも良好で、明らかに良い(テストは70mm)。
  • ゴーストは、太陽を直接入れると、旧型に固い光芒がでることを除けば、違いは見られない(テストは70mm)。
  • 夜景のゴーストとフレアは、15mmは新型も旧型も並外れてよく抑えられている。それ以外のレンズ(21mm、35mm、40mm、70mm)は、HDバージョンが旧型よりも顕著に優れている。HD35mmは15mm同様際立っている。
  • 15mmは光芒が素晴らしいが、残念なことに、新型は円形絞りがこの光芒を台無しにしており、光芒が滲んでいる。もしスムーズなライトの描写が好きなら、HDレンズが好ましいかもしれない。
  • フリンジ(色ずれ)は、新型と旧型で差は見られなかった。
  • (結論)HDコーティングは、従来のSMCよりもフレアやゴーストを良好にコントロールしている。HDレンズはコントラストも高い。新型と旧型の違いは、レンズによってで、15mmではほとんど違いはない。光芒は旧型が好ましいが、(旧型を使うと)フレア耐性を犠牲にすることになる(15mmは例外で旧型もフレア耐性は同じ)。

 

新型の旧型の違いは、主に円形絞りとコーティングなので、この部分だけをピックアップしました。Limitedの単焦点レンズ群は、順光では新型と旧型でそれほど大きな違いはないようですが、新型は全体的に若干コントラストが高く、多少シャキっとした描写になっているように感じます。逆光では、もう少し差が大きくなるようですね。

ボケは40mmは明らかに新型がスムーズで結構違いがありますが、他のレンズは微妙な違いという印象です。