富士フイルムX-T1のファーストインプレッションが掲載

dpreview に、富士フイルムX-T1の簡単なインプレが掲載されています。

Fujifilm X-T1 First Impressions

  • グリップは適切で心地よい感触だ。もっとしっかりとホールドしたいユーザーには、オプションのアシストグリップやバッテリーグリップがある。
  • ISO、シャッター速度、露出補正に直接アクセスできる操作系は素晴らしいが、ISOダイヤルの位置はあまり良くなく、露出補正ダイヤルは固すぎる。
  • X-T1のハイライトは見事なEVFで、これはデジタルカメラで最も大きい。このEVFはこれまで見てきたEVFの中で、最も光学ファインダーに近い。
  • 操作の多くの部分(絞りリングとシャッターを"A" に設定して露出モードを決める操作)は、初期のフイルム一眼レフから受け継がれている(しかし、X-T1にはISOダイヤルにも"A"ポジションがある)。
  • Qメニューは顔認識のON・OFFの設定ができるようにアップデートされている。これは、同僚が近日中に登場するX-E2のレビューで批判していた部分だ。Wi-Fiはリモートコントロール機能が追加されている。
  • 左肩のISOダイヤルのロックは、Nikon Df のものと同様、大きな問題がある。このダイヤルの位置とロック機構は、(操作する際に)左手をレンズの支えから移動しなければならないことを意味しており、そして、おそらくファインダーから目を離さなければならないだろう。これは撮影から気を逸らす歓迎できないものだ。
  • DpreviewのAndy Westlake は、X-T1は、D7100やE-M1のようにAFポイントを4方向コントローラーを使って直接移動する選択肢が無いことが残念だと述べている。AFポイントを移動するには、下向き矢印を最初に押して、AFポイント選択モードに入ることが常に求められる。
  • 幅広いレンズのラインアップと相まって、富士フイルムがX-T1をミラーレスカメラの競合機と考えておらず、エンスーレベルの一眼レフ(キヤノンEOS 70DやニコンD7100、ペンタックスK-3のような)をライバルと見ているのは明らかだ。

 

X-T1のEVFはかなり高画質なようで、実際にどのような見え味なのか確認して見たいところです。左肩のダイヤルの操作性については、ニコンDf でも多くの議論がありましたが、ロックをなくせば意図せずに回ってしまうことがあるので難しいところかもしれませんね。