DxOMarkにシグマ18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMのスコアが掲載

DxOMark に、シグマの新しい高倍率ズーム「18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」のスコアとレビューが掲載されています。

Sigma 18-200mm F3.5-6.3 DC Macro OS HSM C Canon mount lens review: Worthy upgrade?

 (テスト機はX7i)   Sig18-200新  Sig18-200旧   EF-S18-200   Tam18-270 
DxOMarkスコア 11 10 9 10
解像力 8P-Mpix 6P-Mpix 6P-Mpix 6P-Mpix
透過 5.8T 5.8T 5.4T 6T
歪曲 0.6% 0.6% 0.5% 0.7%
周辺光量落ち -0.8EV -0.7EV -1.1EV -0.6EV
色収差 7μm 8μm 11μm 7μm

  • DxOMarkスコアの12(※70Dのスコアは12ですが、比較はX7iで行われておりスコアは11になっています)は、このクラスの平均を上回っている。解像力はこのクラスのレンズに期待していたよりも若干高く、特に200mmは開放から(少なくとも中央部は)良好だ。隅はいくらか甘いが、この価格のレンズとしては注目に値する。
  • 周辺光量落ちと色収差は非常によく補正されており、歪曲も広角端ではまずまず低いレベルだ。歪曲は望遠側にズームすると突然糸巻き型に変わり、35mmから50mmではかなり目立つが、それ以上の焦点距離では小さくなる。
  • 旧型の18-200との比較では、DxOMarkスコアはわずかな改善に過ぎないが、細かく見ると、望遠側の解像力で新型に大幅なアドバンテージがある。旧型は絞っても中央でさえかなり甘かった。広角端では新型は若干の像面湾曲があり、広角端の均一性では旧型が若干良いが、旧型は新型と同レベルの解像力ではない。
  • 透過と歪曲、周辺光量落ちは旧型とよく似ているが、色収差は新型がズームの両端で顕著に改善している。
  • このレンズはリニューアルで外観がかっこよくなっただけでなく、画質もライバルよりも良くなっている。旧型と同様の廉価な価格が維持されており、感心した。

 

元記事はリンク先のページが70Dのスコア、その次のページからの比較表はX7iのスコアで値が異なっているのでご注意ください。

解像力は、シグマの旧型18-200mmや他社のライバルが6P-Mpixで並んでいるのに対し、シグマの新型は8P-Mpixで頭ひとつ抜けだしているようですね。新型は価格も比較的安価に抑えられているので、望遠端が200mmで十分なら、現状では有力候補になりそうです。