ソニーα6000は動く被写体に強くコストパフォーマンスが抜群のカメラ

ePHOTOzine に、ソニーα6000のレビューが掲載されています。

Sony Alpha A6000 (ILCE-6000) Full Review

  • ボディはNEX-6よりも若干大きく、造りはとても良好に感じる。フロントグリップは大きく、サムグリップも適切なサイズだ。
  • EVFは出来がよく、リフレッシュが非常に速く見える。ソニーはEVFをこれまで以上に楽しめるようにするために尽力したと述べている。EVFには、明るさを調整する機能が追加されている。
  • 液晶モニタは野外でもクリアで見やすい。モニタのアスペクトレシオは16:9なので、デフォルトの3:2では左右に黒い枠が表示される。
  • バッテリーライフは、CIPA規格でEVF使用時に310枚、液晶モニタ使用時に360枚で、ミラーレスカメラとしてはまずまずだ。
  • 連写は、コンティニュアスAFを有効にした場合でもシングルAFの場合でも10.1コマ/秒で、スローダウンまでにJPEGで48枚、RAWで20枚撮影することができた。シャッターレスポンスと、AF速度はどちらも素晴らしい。
  • サンプルでは、露出は信用でき、デフォルトの設定では明るく色乗りがよい。肌のトーンも良好で、内蔵フラッシュ使用時のポートレートでも赤目は見られなかった。
  • キットレンズの16-50mm は若干甘いが、ディテールはまずまず良好だ。よりよい結果を得るためには、単焦点レンズの使用を勧める。このキットレンズは寄れないので、クローズアップ撮影は難しい。フレア耐性は良好で、歪曲は自動的に補正されるが、若干の周辺光量落ちが時折目についた。画面の隅は更にソフトだが、色収差やパープルフリンジはよく補正されている。
  • ノイズはISO100-400では少なく、ディテールは非常に良好なレベルだ。ISO1600と3200では若干ノイズが増えるが、良好なディテールが維持されている。ISO6400では更にノイズが増え、ディテールがノイズリダクションの塗りつぶしで顕著に苦しくなる。ISO12800はノイズが強く、ディテールも低レベルなので非常用だ。ISO25600はノイズが最高レベルで、ディテールは少ない。
  • オートホワイトバランスは白熱灯では暖色に傾き、プリセットの方がより正確だ。蛍光灯ではオートホワイトバランスは良好で、プリセットはマゼンタに傾く。
  • α6000の価格はボディのみで549ポンド、16-50mmとのキットが649ポンドで、コストパフォーマンスは素晴らしい。
  • α6000はノイズは新型センサーによりISO3200までよくコントロールされており、ダイナミックレンジも広い。AF追従の10コマ/秒の連写はとても良好で、素早く動く被写体を取りたい人に最適だ。価格も素晴らしく、高速連写機能を搭載しながらライバルよりも安価だ。唯一がっかりしたのは、16-50mmのキットレンズで、このレンズではα6000の能力を完全に発揮できないと感じた。このレンズは、最初のレンズとしては適当だが、より低画素のEマウント機に向いおり、α6000で最高の結果を得るには単焦点レンズの使用を勧める。
  • 良い点: AF追従で10.1コマ/秒の連写、ダイナミックレンジを拡張するDRO/HDRモード、ハンドリングの良いしっかりとした金属製のボディ、EVF、Wi-Fi、素晴らしいコストパフォーマンス、改善されたメニューシステム、色再現が良好。
  • 悪い点: 最高の結果を得るには単焦点レンズが必要になる、16-50mmの性能。

 

α6000はソニーのEマウント機の中では非常に評判の良い機種ですが、ePHOTOzineの評価も同様にかなり高いものとなっています。AF追従の高速連写はかなり使えるようなので、ミラーレス機で動きモノを撮影したい人には、α6000は有力候補になりそうですね。