キヤノンの2本の新型広角ズームに関するインタビュー記事

デジカメWatch に、キヤノンの新しい2本の広角ズーム(EF16-35mm F4 IS USMとEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM)に関するキヤノン開発陣へのインタビューが掲載されています。

キヤノンが誇る広角ズーム最新技術

  • EF16-35mm F4L IS USMは、高い光学性能を目指して、とりわけ周辺画質にとことんこだわって開発している。
  • EF16-35mm F4L IS USMの非球面レンズは2枚とも両面非球面で、この2枚の両面非球面レンズの形状と材質を最適化し、周辺画質の向上を図っている。
  • これほど径の大きなレンズで両面非球面を採用したのは本製品が初の試み。大口径の両面非球面レンズを精度良く生産できる生産技術が確立できたことで、今回のEF16-35mm F4L IS USMの設計性能を大幅に向上させることができた。
  • EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMは、キットレンズの次に買う1本として勧めることができる超広角ズームとして企画した。
  • EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMは、MTFを見ればわかるようにEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMよりも高性能なレンズに仕上がっている。
  • プラスチックマウントは、耐衝撃性や耐摩耗性などの耐久力にも優れた素材(高機能エンジニアリングプラスチック)を使用しており、社内テストをクリアし、問題ないことを確認している。
  • EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMで特徴的なのは、前から2番目に、プラスチックの大口径非球面レンズを採用していることで、このことがレンズの軽量化や低価格化、画質向上に大きく寄与している。
  • このプラスチックモールド非球面は非常に径と曲率が大きく、これまでは厳しい品質基準を達成することが困難だった。この大口径のプラスチックモールド非球面レンズの生産技術が確立できたことで、EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMを製品化できたといっても過言ではない。

 

最近発売されたキヤノンの広角ズームの性能の向上は、大口径の両面非球面レンズや、プラスチックモールド非球面レンズの生産技術が確立されたことによるものだったんですね。

以前に11-24mm F4 というレンズが噂されていましたが、このレンズがこれらの非球面レンズの技術を使って実際に製品化されれば、かなり高性能なレンズに仕上がりそうですね。