D300S後継の期待が高まることは十分理解している

デジカメWatch に、ニコンの楠本滋氏のインタビューが掲載されています。

【フォトキナ】"後継機症候群"を打破 新しい時代に対応すべく――ニコン

  • 社内でも"後継機症候群"と言われるような症状に自覚はあり、それを打破して時代へと追従していこうという意欲はある。いつまでも"今までの後継機"だけでは発展しない。一方で"より良い後継機"に期待している人もいる。その狭間で難しいコントロールを必要な面はあるが、来年以降も計画通りに従来機種のアップデートは行っていく。
  • 少し違った角度に挑戦はしていきたい。"一眼レフ"に限ったことではなく、レンズ一体型のカメラにおいても新しいチャレンジはしていきたい。
  • キヤノンのEOS 7D Mark IIが発表となったので、D300S後継の期待が高まることは十分理解している。杓子定規の答えになるが、顧客の声に耳を傾けてより良い製品にするよう判断したいと思う。個人的にも期待に応えたいという気持ちでいっぱいだ。
  • D750の位置付けは、画質面ではD800と同サイズのセンサーを使った上でコンパクト。画質と可搬性を両立させる提案としてD750という名称にした。FXセンサーを選択する方々は、それぞれに多彩な趣味を持つ人たちが多いため、D800でもなくD600でもないバリエーションが必要だと考えて800系と600系の間にラインナップした。
  • Dfは根強いニコンファン向けに特化した商品なので、長いモデルサイクルで今後も続けていきたいと考えている。すぐに次期モデルを投入することはないが、顧客からの反応を聞きながら、"Dfとしての正常進化"の中で続ける。
  • D4Sは各分野からヒアリングを行い、フィードバックを整理して確実に意見を反映するアップデートを丁寧に行った。その結果、D4に対しては辛口だった方々も含め高い評価の声を得ている。
  • Nikon 1 は、"普及の兆しが見え始めている"とまでは行かないが、Nikon 1 V3と1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6を発売してから、日本に限らず世界中の販売店、顧客の反応が変化した。ミラーレス機の普及が遅いと言われる北米でも、Nikon 1 V3は注文が増え始め、反応が大きく変わっている。
  • Caprure NX-D は高機能なRAW現像ソフトを無償化することで、ユーザーにもっとRAW現像に馴染んでもらおうという取り組みの中で新たに開発した。β版での評判は確かに芳しくなかったが、"これから進化させていく課程"だと考えて欲しい。
  • COOLPIX A販売面で苦戦したこともあって現在は次へとつながっていないが、今後の計画としてはぜひとも続きをやりたいと思っている。

 

D300S後継機に関しては「個人的には期待に応えたい」ということなので、発売したい気持ちはあるようですが、実際に製品化されるかどうかは、まだなんとも言えない感じですね。

また、D750の名称は、D800系とD600系の間の機種と言う意味で700番台にしたようで、特にD700後継を意識しているわけではなさそうです。あと、Df は特に日本で大人気ということなので、近日中ではないようですが、いずれ後継機が登場するのは間違いなさそうです。