パナソニックの4K動画機能を搭載したモデルの販売は好調

日経ビジネスオンラインに、パナソニックAVCネットワークス社副社長の杉田卓也氏のインタビューが掲載されています。

デジカメ事業は黒字化できる パナソニックの事業責任者が見せた自信

  • デジカメ事業が苦しいのは事実。数年前までは世界で1億台規模だった市場が、現在は5000万台規模に半減した。一方で、大判のイメージセンサーや明るいレンズを搭載した「高級コンパクト」やレンズ交換式の「ミラーレス」は伸びている。
  • ミラーレスは、国内市場だけで受け入れられているという声もあったが、ドイツでも、レンズ交換式カメラに占めるミラーレスの構成比は5割を超えた。この流れは今後も続いていくと見ている。
  • 現在、力を入れているのは「4K」動画対応で、実際、4K動画モデルの販売は好調だ。先に紹介したGH4はグローバルで品切れ状態に陥った。計画の2.5倍程度で売れている。
  • 4Kフォトは決定的瞬間を撮影したいと思うハイアマチュア向けの機能だと考えていたが、実際に使ってみると人物撮影にこそ威力を発揮することに気付いた。
  • はっきりと断言はできないが、(デジカメ事業の)黒字化の可能性は高まってきた。
  • パナソニックでは現在、家電に通信機能を搭載することでクラウドにつないでいく計画だ。今回の取り組み(CM1)は、その先兵と言える。(CM1は)今後はもっと普通のデザインのカメラだけど、実はアンドロイド搭載という形になるのかもしれない。

 

パナソニックもライバル各社と同様にデジカメ事業は厳しいようですが、高級コンパクトやミラーレスは伸びているということなので、活路はありそうですね。特に4K動画機は好調で、GH4は計画の2.5倍も売れているということなので、パナソニックは今後は一層4K動画に力を入れていくことになりそうです。あとは、CM1の今後の展開が気になるところですね。