DxOMark にキヤノン「EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STM」のスコアが掲載

DxOMark に、キヤノンの広角ズーム「EF-S 10-18mm F4.5-5.6 IS STM」のスコアとレビューが掲載されています。

Canon EF-S 10-18mm f4.5-5.6 IS STM lens review 

 テスト機は70D   EF-S10-18  EF-S10-22   Sigma8-16   Tokina11-16 
DxOMarkスコア 12 13 12 14
解像力 8P-Mpix 9P-Mpix 9P-Mpix 10P-Mpix
透過 5.6T 4.4T 5.4T 3T
歪曲 0.3% 0.2% 0.7% 0.5%
周辺光量落ち -1.1EV -1.4EV -1.1EV -0.8EV
色収差 11μm 11μm 11μm 22μm

  • EF-S10-18mm のスコア12は良好ではあるが卓越した性能ではない。70Dの20MPセンサーで8P-Mpixのピークの解像力は、このタイプのズームでも若干低いが、歪曲と周辺光量落ちは非常に良く補正されている。倍率色収差は最近のレンズとしては平均的。
  • このレンズの性能は、ずっと高価なライバルと較べてもそれほど後れを取っていないことを考えると、コストパフォーマンスは良好に思える。
  • EF-S10-18mmはEF-S10-22mmの後継機ではなく、焦点距離や明るさ、鏡筒の造りは10-22mmと同レベルではない。しかし、10-22mmと光学性能が近く、価格も安く、静かなSTMモーターを搭載したこのレンズは、キヤノンのレンズラインナップの中で確実に存在価値のあるレンズだ。

 

EF-S10-18mmスコアはEF-S10-22mmにわずかに及びませんが、価格がずっと安いことや鏡筒が非常にコンパクトなことを考えると、かなり健闘しているという印象です。10-18mmはキットレンズ並みに手軽に扱えるレンズですが、性能的にはより高価な広角ズームと同程度で、コストパフォーマンスは抜群と言って良さそうです。