パナソニックLX100はディーテールが豊富でとても良好な画質

ePHOTOzine に、パナソニックのハイエンドコンパクト「DMC-LX100」のレビューが掲載されています。

Panasonic Lumix DMC-LX100 Full Review

  • AFとシャッターのレスポンスはどちらも素晴らしい。連写はJPEGでは12コマ/秒に近い素晴らしい速度(11.9コマ/秒、スローダウンまでに77枚)で、RAWでは8.6コマ/秒(スローダウンまでに20枚)に低下する。
  • サンプルでは色再現とディテールは良好だ。露出は信頼できるが、ときどき若干暗くなり、+0.3露出補正すると快活になる。ポートレートのディテールは極めて素晴らしい。
  • レンズは、広角端でも望遠端でもディテールは良好だ。マクロ性能は良好で、レンズ前面から3cmまで寄れるが、シャープに写したい場合は絞ったほうがいい。パープルフリンジや色収差は極めて少ないが、太陽を入れて撮影するとフレアが目立つ。周辺光量落ちは、望遠端と広角端でいくらかみられる。歪曲はJPEGではほとんど目立たず、よく補正されている。
  • 高感度性能は、ISO100からISO800ではノイズは低いレベルでディテールも良好だ。ISO1600からISO3200ではまだ良好な結果が得られるが、ノイズは増えディテールは減少する(特にISO3200では)。ISO6400とISO12800ではノイズが強くなり、可能なら使用を避けることを勧めるが、Webで縮小して使うなら使えるかもしれない。ISO25600は使用を避けるのがベストだ。
  • オートホワイトバランスは白熱灯では良好で、プリセットでは暖色になる。蛍光灯ではオートホワイトバランスは非常に良好で、プリセットは用意されていない。
  • 自動パノラマモードの結果は良好で、パノラマ画像の解像度は高く、上手くつなぎ合わされている。
  • 動画はとりわけ4Kではディテールが素晴らしく、画質はとても良好だ。
  • LX100の価格は699ポンドで、その機能を考えると、コストパフォーマンスはとても良好。
  • LX100は、4/3の大型センサーと通常よりも明るいレンズを搭載した本格的なコンパクトカメラだ。明るいズームとしては大きさは抑えられており、m4/3機に12-35mm F2.8 のレンズを組み合わせるよりもずっと小さい。高感度性能は良く、ISO1600までは良好な結果が得られる。ディテールは豊富で、画質はとても良好だ。大型センサーを搭載した本格的なコンパクトで、LX100と同じ機能(4K動画、EVF、絞りリング、シャッターダイヤルなど)を網羅するライバルは存在しない。
  • 良い点: 素晴らしいF1.7-2.8のライカレンズ、カメラ内RAW現像、多くの物理的なコントローラー(ダイヤル)、素晴らしい造りと使い勝手、高解像度のEVF、12コマ/秒の連写、とても良好な高感度性能、2軸の電子水準器、極めて速いAF、4K動画。
  • 悪い点: タッチパネルがあればよかった、暗部にいくらかノイズが見られる、フレアが気になることがある。

 

LX100 は、ePHOTOzineでは総合点が5点満点(機能5点、使い勝手5点、性能4.5点、C/P4.5)で、エディターズ・チョイスという非常に高い評価となっています。レンズの性能は、m4/3の12-35mm F2.8並みとまではいかないようですが、大きさと明るさを考えれば、がんばっているという印象です。高感度はISO1600までは余裕で使えそうで、センサーが大きいだけあってコンパクトとしてはかなり強そうですね。