ソニーα7 II の手ブレ補正はスチルでは十分な補正効果

CAMERA LABS に、ソニーα7 II の主に手ブレ補正に関するレビューが掲載されています。

Sony A7 II review

  • 手ブレ補正のテストはFE55mm F1.8 を使用し、シャッター速度0.3秒で撮影した。サンプルから手ブレ補正を有効にしたときに、どれだけ安定しているかは明らかだ。メモ:手ブレ補正有効時のサンプルの甘さは、F22まで絞り込んだことによる回折のため。
  • 私は、55mmで手ブレ補正なしでシャープな結果を得るには、少なくとも1/25秒のシャッタースピードが必要だ。手ブレ補正有効時は0.3秒で同等の結果が得られたので、これは3段分の補正効果があることを意味する。
  • 動画のテストはFE55mm F1.8 を使用し、1080/60p XAVC S、ISO800、絞り優先モードで絞りはF1.8にセットして行なった。動画は手ブレ補正を有効にしても完全には安定せず、かなりの揺れがあり、悪くはないが素晴らしくもない。
  • 別の動画のテストでも、手ブレ補正を無効にすると目に見えて揺れが大きくなるが、その差は月とスッポンほど違うというわけではない。α7 II の手ブレ補正は、少なくとも55mm F1.8使用時には動画で間違いなく効果があるが、オリンパスの手ブレ補正に近い効果があるわけではない。
  • 動画のα7 II のコンティニュアスAFはまずまず良好だが、α6000やα5100と比べるとずっと遅い。
  • スペックから判断して、私はファインダー使用時のコンティニュアスAFではまだ一眼レフがα7 II に優っていると予想しているが、ボディ内手ブレ補正の搭載は間違いなくキラーフィーチャーだ。

 

α7 II の手ブレ補正はスチルで十分な効果があるようで、OSS無しのFEの単焦点レンズや、他社製レンズなどを使う場合に大いに役立ちそうです。動画では、以前にEOS HDでも指摘されていたように手ブレ補正の効果は今1つのようですが、サンプルを見る限りでは、それでも効果はそれなりにあるようですね。