パナソニックGF7の自分撮り機能はとても優れている

ePHOTOzine に、パナソニックの新型m4/3機「LUMIX GF7」のレビューが掲載されています。

Panasonic Lumix GF7 Review

  • このカメラはGF6よりもコンパクトで、重さはバッテリーやメモリカード込みで266グラムだ。左肩のFnボタンは自分撮りの際にシャッターボタンとしても使用することができる。ボディは前面のレザーテクスチャによって、若干滑りにくくなっている。
  • 液晶モニタはとてもクリアで、視野角も広い。
  • Wi-Fiは、アプリを使ったスマートフォンからのリモート操作や、画像の転送、SNSへのアップロードが可能だ。Wi-Fiの実装はとても素晴らしい。
  • バッテリーライフはCIPA規格で270枚で、多くのミラーレスカメラよりも少ないので、予備のバッテリーを持っていくことを勧める。
  • 連写は5.8コマ/秒でまずまずだ。スローダウンまでにJPEGで13枚(RAWでは6枚)撮影できた。AFスピードと、シャッターレスポンスは素晴らしく、撮影間隔(フラッシュ無しで0.45秒)もとても見事だ。
  • サンプルでは、ディテールは良好なレベルで、フラッシュ使用時のポートレートで赤目はわずかだった。露出は信頼できる。自分撮り機能は優れていて、顔の周囲の背景をボカす機能がとりわけ良い機能だ。
  • キットレンズの12-32mm F3.5-5.6 は、望遠でも広角でも周辺部でさえディテールが豊富だ。周辺光量落ちは若干見られるが、これはカメラ内で補正できる。パープルフリンジや色収差は自動補正され非常に少ない。近接性能が弱点で、20cmまでしか寄れないので、本格的な近接撮影には、別のレンズの使用を勧める。逆光ではいくらかフレアが見られるが、多くのケースでは大きな問題はない。
  • ノイズはISO400までは少ない。ISO800では若干のディテールの喪失が見られるが、ノイズはまだ少ない。ISO1600とISO3200では、更にディテールが失われ、ノイズがより顕著になる。ISO6400ではノイズがとても激しくなり、等倍で見るとディテール不足が容易に見て取れるが、縮小して使うなら実用になる。ISO12800はソフトだが、縮小画像なら使えるかもしれない。ISO25600はノイズが盛大でディテールがわずかなので、使用を避けるのがベストだ。人工光下では、電子シャッター使用時にバンディングノイズが見られることがある。
  • オートホワイトバランスは、白熱灯下ではまずまず良好で若干暖色になる。白熱灯のプリセットではもう少し正確な結果が得られる。蛍光灯ではオートホワイトバランスは、まずまず良好で、蛍光灯のプリセットは用意されていない。
  • GF7の価格は12-32mm OISとのキットで429ポンドで、これは、チルト&タッチパネルモニタを備えた他のミラーレス機と同程度の価格帯で、コストパフォーマンスは良好だ。
  • GF7は、旧型と比べて外観がずっと良くなっているだけでなく、顕著に小型化されており、キットレンズの12-32mmを含めても、まさにポケットサイズだ。画質はシャープでディテールに富み、ノイズが少なくとても良好だ。タッチパネルは設定変更が容易で、自分撮り機能も良い結果が得られる。ホットシューが搭載されていないことが問題だが、多くの人にとってはフラッシュが内蔵されていることの方がむしろ望ましいだろう。バッテリーライフが短いなどのいくつかの小さな不満はあるが、我々は喜んでこのカメラを大いに推薦する。
  • 良い点: Wi-Fi内蔵(リモート操作)、見事な画質、パノラマモード、流行りのコンパクトボディの新デザイン、高解像度のチルト式タッチパネルモニタ、高速な操作・AF・撮影間隔、自分撮り機能がとても優れている、ストップモーションアニメーション。
  • 悪い点: ホットシューが無い、バッテリーライフが230枚、オートホワイトバランスが今一つ、Lumixログオン経由ではなく直接Wi-Fiでアップロードできればよかった。

 

GF7の特徴である自分撮り機能や、新しくなったボディのデザインはかなり高くされているようですね。GF7の価格は、国内では高いという声も多いようですが、ここでは、コストパフォーマンスも良好な評価(5点満点中4.5点)となっています。

バッテリーが持たないのは、大きなバッテリーが採用できない超小型機なので、仕方がないかもしれませんね。