- このカメラはGF6よりもコンパクトで、重さはバッテリーやメモリカード込みで266グラムだ。左肩のFnボタンは自分撮りの際にシャッターボタンとしても使用することができる。ボディは前面のレザーテクスチャによって、若干滑りにくくなっている。
- 液晶モニタはとてもクリアで、視野角も広い。
- Wi-Fiは、アプリを使ったスマートフォンからのリモート操作や、画像の転送、SNSへのアップロードが可能だ。Wi-Fiの実装はとても素晴らしい。
- バッテリーライフはCIPA規格で270枚で、多くのミラーレスカメラよりも少ないので、予備のバッテリーを持っていくことを勧める。
- 連写は5.8コマ/秒でまずまずだ。スローダウンまでにJPEGで13枚(RAWでは6枚)撮影できた。AFスピードと、シャッターレスポンスは素晴らしく、撮影間隔(フラッシュ無しで0.45秒)もとても見事だ。
- サンプルでは、ディテールは良好なレベルで、フラッシュ使用時のポートレートで赤目はわずかだった。露出は信頼できる。自分撮り機能は優れていて、顔の周囲の背景をボカす機能がとりわけ良い機能だ。
- キットレンズの12-32mm F3.5-5.6 は、望遠でも広角でも周辺部でさえディテールが豊富だ。周辺光量落ちは若干見られるが、これはカメラ内で補正できる。パープルフリンジや色収差は自動補正され非常に少ない。近接性能が弱点で、20cmまでしか寄れないので、本格的な近接撮影には、別のレンズの使用を勧める。逆光ではいくらかフレアが見られるが、多くのケースでは大きな問題はない。
- ノイズはISO400までは少ない。ISO800では若干のディテールの喪失が見られるが、ノイズはまだ少ない。ISO1600とISO3200では、更にディテールが失われ、ノイズがより顕著になる。ISO6400ではノイズがとても激しくなり、等倍で見るとディテール不足が容易に見て取れるが、縮小して使うなら実用になる。ISO12800はソフトだが、縮小画像なら使えるかもしれない。ISO25600はノイズが盛大でディテールがわずかなので、使用を避けるのがベストだ。人工光下では、電子シャッター使用時にバンディングノイズが見られることがある。
- オートホワイトバランスは、白熱灯下ではまずまず良好で若干暖色になる。白熱灯のプリセットではもう少し正確な結果が得られる。蛍光灯ではオートホワイトバランスは、まずまず良好で、蛍光灯のプリセットは用意されていない。
- GF7の価格は12-32mm OISとのキットで429ポンドで、これは、チルト&タッチパネルモニタを備えた他のミラーレス機と同程度の価格帯で、コストパフォーマンスは良好だ。
- GF7は、旧型と比べて外観がずっと良くなっているだけでなく、顕著に小型化されており、キットレンズの12-32mmを含めても、まさにポケットサイズだ。画質はシャープでディテールに富み、ノイズが少なくとても良好だ。タッチパネルは設定変更が容易で、自分撮り機能も良い結果が得られる。ホットシューが搭載されていないことが問題だが、多くの人にとってはフラッシュが内蔵されていることの方がむしろ望ましいだろう。バッテリーライフが短いなどのいくつかの小さな不満はあるが、我々は喜んでこのカメラを大いに推薦する。
- 良い点: Wi-Fi内蔵(リモート操作)、見事な画質、パノラマモード、流行りのコンパクトボディの新デザイン、高解像度のチルト式タッチパネルモニタ、高速な操作・AF・撮影間隔、自分撮り機能がとても優れている、ストップモーションアニメーション。
- 悪い点: ホットシューが無い、バッテリーライフが230枚、オートホワイトバランスが今一つ、Lumixログオン経由ではなく直接Wi-Fiでアップロードできればよかった。
GF7の特徴である自分撮り機能や、新しくなったボディのデザインはかなり高くされているようですね。GF7の価格は、国内では高いという声も多いようですが、ここでは、コストパフォーマンスも良好な評価(5点満点中4.5点)となっています。
バッテリーが持たないのは、大きなバッテリーが採用できない超小型機なので、仕方がないかもしれませんね。
55使い
自撮り機能も重要視される時代になったのですね。
手振れ補正、ライブビュー、自撮り機能、みたいな。
GF7はパナソニック最大の失敗作という印象でしたが、
どうやら私が少数派なのかもしれませんね。
D
自撮り棒の普及からみても一眼スタイルの機種以外は
自撮りできるのが今後必須になる機能かもしれないですね。
モモちゃん
スマホなら自分撮りは当たり前のように行われていますし、スマホからのステップアップを取り込むのであれば、今後は極めて趣味性が高いレフ機以外においてはマーケティング的に「必須」になる流れはきっと止められないでしょうね。
(アジア市場だけでなく、日本市場でも)
パナです
イギリスでは標準ズームのみのキットを販売しているのですね。日本では標準と望遠のダブルズームキットしかないのはなぜなのか不可解です。
パナです
元の記事にはGX7と同じセンサーを使用、とありますね。
foo
Fn1ボタンが左側なのが使いづらそう。
自撮りではシャッターになるとのことですが...右手で持つの? 指先で摘んで?
ボディだけで見るとGMより好ましい点も多いのですが、wズームがジャマです
tosscar
既にレンズの揃っている人にとっては、Wズームキットのみの設定は邪魔くさいかもしれませんね。
F2.8ズームは2本とも買ったのですが、スナップ用に12-32と35-100/4-5.6のセットも良いかも。
初値が¥78,980~¥81,180程度でしたから底値は4万ちょいと想像します。4万5千円ぐらいで買えればレンズのおまけに0円ボディがついてくる感じでしょうか。
ただし、GF7の月産7,000台はGF6 20,000台、G6 10,000台、GM1 20,000台、GX7 5,000台等々に比べるとエントリーモデルの割には少ないですね。これは、過度な値下がりを避け長く売るための作戦かもしれません。とすると1年たっても上記価格にはならないかも…
Asanee
自撮り機能なしでも、カメラの大きさ、チルトの液晶とGM1よりかなりいいですね。
自撮り機能も使えば結構楽しそう。
標準ズームのみのキットがあった方が売れると思うけど。
Asanee
カメラボディの材料を省いて、ほとんどの面でGM1より良くなってていいカメラだと思う。
机とかに置いて、広角を使った記念の為だけの自撮りだけじゃなく、単焦点の20mmや45mmなどを使ったポートレートっぽい自撮りもできそうでおもしろそう。
お尻ペンペン
国内で高いという声があるのは、Wズームキットしかないからですね。ただそれでもGMより安い設定だし、国内じゃターゲットはMFTシステムを持っていない、後からレンズを追加しない女性層なのでいまの売り方で問題無いように思います。
サブカメラ向けのGMの方にもWズームという選択肢が欲しいところですね。
いろいろ
LX100か、MkⅢしか頭になかったのだけど、
なぜか気になる存在。
独特のデザインもひょっとしたら、おもしろい?
実物を見たくなった。
パナですGM
お店で実物を触って見ました。扱いやすく大変好感を持ちました。小さすぎなくて操作性が犠牲になっていない感じです。
GMの最大の欠点だった背面のダイヤルが一回り半ほど大きく、指がかりの形態も違ってとても回しやすくなっています。これなら常用しても苦にはならないでしょう。
もう一つ気になっていたマウントの直径もやや大きくなり、オリンパスの12mmF2や45mmF1.8、60mmF2.8を付けるとぴったりでした。GMだとレンズの根元部分(太くなっているところ)がはみ出してしまいます。
GM5もいじってみたのですが、背面の液晶が小さい、EVFが覗きにくい、背面上部に配置された水平(?)ダイヤルがやや固くて回しにくいといった点が不満です。
どうやら私にとってはGMやGM5よりGF7の方がよさそうです。快適な操作性のためならEVFはあきらめがつきますし、普及機とはいえ水準器や超高速連写、電子シャッターなど機能も一通りそろっています。
あとはダブルズームが邪魔なのでボディ単体で売っていただきたいところです。