オリンパスE-M5 Mark II の40MPハイレゾショットのレビューが掲載

simplyROBIN に、オリンパスE-M5 Mark II の40MPハイレゾショットに関するQ&A形式のレビューとサンプル画像が掲載されています。

Olympus OM-D E-M5 Mark II Review Extension

  • (40MPハイレゾショットでポートレートは撮影できるのか?) 人物は撮影できない。20枚撮影したが結果は失敗だった。人物はじっとしていることはできるが、2秒の間、0.5ピクセル分動かないことはできない。
  • (フラッシュや大型ストロボを使うことはできるのか?) 使用できる。フラッシュのチャージを可能にするため、8枚撮影する間のディレイの設定がある。フラッシュ使用時の電子シャッターの上限は1/20秒になることに注意してほしい。
  • (撮影した8枚の画像を保存できるのか? 自分で後処理で1枚に合成できるのか?) 8枚それぞれの画像は保存できない。40MPのJPEGか64MPのRAW(またはその両方)が保存される。現時点では、後処理で1枚に合成することはできない。
  • (40MPとオリジナルの16MPの画像を比較してみたい) サンプルを見て欲しい。40MPの画像が常によりディテールが豊富だ。サンプルは左側が40MPのピクセル等倍画像で、右側はオリジナルの16MPの画像を40MPサイズまで拡大したものだ。
  • (40MPハイレゾショットでは、ハイグレードなレンズが必要なのか?) ハイグレードなレンズを使うことで、40MPハイレゾショットでより多くのディテールが得られる。
  • (40MPでテザリング撮影は可能か?) オリンパスキャプチャーはE-M5 Mark II に対応しているが、現時点ではまだ40MPハイレゾショットには対応していない。
  • (なぜJPEGでは40MPしか解像度がないのか? なぜRAWは64MPなのか?)  単純に計算すると16MP x 8枚で128MPになるが、1/2ピクセルピッチで動かして記録するので、128MPの半分の有効画素数が得られ、結果として64MPのRAWファイルになる。JPEGが40MPなのは、オリンパスの研究開発で、最適な解像度は40MPで、64MP RAWファイルの中の余分な24MPからはそれ以上の有用なディテールが得られないことが分かったからだ。
  • (ハイレゾショットでは完全に静止していなければならないが、動くとどういう結果になるのか?) 手持ちで撮影した場合や被写体が完全に静止していない場合は、奇妙なピクセルパターンが見られる。言葉で表現するのは難しいが、どのようになるのかサンプル(※エスカレーターのサンプル)を見てほしい。

 

元記事のサンプルを見ると、40MPのハイレゾショット画像は、16MPのオリジナルの画像に比べてディテールにかなりの違いがありますね。これだけの違いがあれば、三脚必須でもこの機能には十分に利用価値がありそうです。

ただ、ポートレートには使用できないようですし、エスカレーターのサンプルでは、エスカレーターがベルトコンベアのように写ってしまっているので、少しでも動いているものには全く使用できないと考えた方がよさそうですね。