タムロンSP15-30mm F/2.8 Di VC USD はライバルをしのぐ光学性能

LensTip に、タムロンの超広角ズーム「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(Model A012)」のレビューが掲載されています。

Tamron 15-30 mm f/2.8 Di VC USD

  • フォーカスリングは、十分な重さがありスムーズに回転する。最短から無限遠までの回転角は約110度だ。ズームリングは、ズーム全域で均一な動きでスムーズに回転する。
  • 手ブレ補正の効果は最大で2.7段分で、あまり関心しないが、他社の広角レンズの手ブレ補正効果を考えれば、ある程度は納得できる数値だ。
  • 中央の解像力は全ての焦点距離で均一で、開放から既に素晴らしい解像力(37-41lpmm前後)だ。F4-5.6に絞ると45lpmmに達し、これは高性能な単焦点レンズに匹敵する。ここでは批判する点は見当たらず、称賛あるのみだ。
  • APS-Cの隅の解像力も均一で際立った性能だが、唯一、15mmの開放時(27lpmm前後)だけは、他の条件よりも後れを取っており、良像の基準値(30-32lpmm)に達しない。
  • フルサイズの隅の解像力は、22mmがベストで、開放でさえ基準値を超えている(31lpmm前後)。広角端も悪くはないが、これは絞ったとき(F4で30lpmm前後)で、開放時は全ての条件の中で最も解像力が低い(24lpmm前後)。望遠端は開放では若干基準値を下回っている(29lpmm前後)が、F4-F11では基準値を少し上回っている。ここでもこのレンズの解像力は素晴らしい。
  • 軸上色収差は、全く問題はない。倍率色収差は、22mmで最も大きくなる(F2.8で0.1%弱)が、それでもなお「中程度の値」を維持しており、「高い値」にはならない。15mmでは上手く倍率色収差が抑えられており、30mm では実質的に倍率色収差は見られない。
  • フォーカスシフトは全く見られなかった。
  • 歪曲は、フルサイズでは15mmで-5.81% のタル型でかなり顕著だ。幸いなことに、望遠側にズームすると歪曲はとても素早く改善し、22mmでは+0.32%の無視できる大きさの糸巻き型になる。30mmでは歪曲は再び大きくなり、+1.44%の中程度のレベルの糸巻き型になる。
  • 周辺光量落ちは15mm開放で46%(-1.79EV)の大きな値だが、このクラスではとても良好で、特にF4に絞った時は30%(-1.01EV)で良好だ。F5.6とF8では、周辺光量落ちは19%(-0.60EV)と18%(-0.56EV)で穏やかな値になる。周辺光量落ちは必ずしも小さな値ではないが、このレンズの焦点距離と、同クラスのレンズの性能を考えると、タムロンは悪くない結果だ。
  • 突出した大きな前玉を持つレンズでは、逆光耐性はとても難題で、実際にこのレンズも多くのフレアが見られる。望遠側で、太陽がフレーム外の離れた場所にある場合でも明るいゴーストが出るのは、実に厄介だ。
  • AFは超音波モーターで、作動音は本当に静かだ。無限遠から最短までは0.5秒前後で、AF速度はとても良好だ。スタジオ内のテストではピントを外したのはわずか4%で、AF精度は高い。面白いことに、AFのミスは全て22mmで起きており、ズームの両端ではミスは見られなかった。
  • タムロン15-30mm F2.8とニコン14-24mm f/2.8は、どちらも我々のテストで同じような好成績を収めているが、もし勝者を決めるならタムロンだ。しかし、その差はごくわずかだ。タムロンのアドバンテージは光学性能だけでなく、価格もニコンよりも安価で、手ブレ補正も搭載されている。
  • キヤノンEF16-35mm F2.8L II との比較では、キヤノンが張り合えるのは画面の中央のみで、隅は明確に劣っており、タムロンが余裕で勝利している。しかし、キヤノンはフィルターが使える。
  • タムロンはライバルよりも高性能で手ブレ補正を搭載した製品をより安価に提供しており、これを推薦しないのは無理な話だ。
  • 良い点: しっかりした鏡筒、中央の驚くべき画質、フルサイズ周辺部のまずまずの画質、軸上色収差が無視できる、倍率色収差が適切に補正されている、球面収差がわずか、コマ収差に大きな問題が無い、非点収差がわずか、高速で静かで正確なAF、ライバルよりも安価な価格。
  • 悪い点: フルサイズでは歪曲が顕著、逆光耐性が今一つ。

 

タムロン15-30mm F2.8 は中央の解像力は非常に高く、周辺部も絞れば十分な解像力で、実売価格が11万円台であることを考えるとコストパフォーマンスは抜群と言ってもよさそうです。F2.8クラスの広角ズームでは、唯一、手ブレ補正が搭載されているのも魅力的ですね。

気になるのは逆光耐性で、前玉が突出しているタイプの広角レンズではどうしても、フレア・ゴーストが出やすくなるようですね。

2015年3月18日 | コメント(10)

コメント(10)

タムロンはシグマに比べて逆光耐性がかなり良いですが
超広角となるとさすがに厳しいですか。
しかし、サードのレンズは設計が新しい分
古くなってる純正を解像でどんどん上回ってきますね。

コストパフォーマンスに優れた良いレンズですね。
個人的にズームレンジも丁度いいです。
是非ともKマウントにも出して欲しく願います。

このレンズCP+で触ってきました。性能は多分よいのでしょうが、如何せん重すぎました。値段と重量がもう少し下がらないと手を出す気になりませんでした。

本当に素晴らしいレンズのようですね。
ただ、使う上で22ミリが良い解像度と悪い?AFが混在してますから、そのあたりがどうか??でしょうね。
まぁ前玉むき出しのレンズですから、価格も考慮すれば納得でしょう!
それより、この価格で買えるのが本当にありがたい。。。

このクラスのレンズといえば、ニコンの14-24/2.8が、いわゆる「神レンズ」という評価です。
解像度については互角、もしくは設計が新しい分と広角端1mmの恩恵(?かどうか)タムロン優位でしょう。
問題は耐逆光性能で、飛び出た前玉の超広角レンズであればフードやコーティングでは抑えきれないフレアやゴーストは仕方ありませんが、ナノクリ14-24と比較してどのくらいのレベルなのかが決め手になるのではないでしょうか。

このクラスではボケ味等より解像度や歪みといった描写が重要になってくると思うので、買う価値のあるレンズであると思います。

14-24と比べ、
広角端1mm
耐逆光性能
価格
の3点が選択のポイントになりそうです。


nikon 14-24とtamron15-30持っていますが、
tamronの方が明らかに逆光に強いです。ただ、画面外に太陽が入るとかなりの確率でゴーストが入ります。

私も広角好きでNIKON14-24を持っていますが、タム15-30を借りられる機会があり撮り比べたことがあります。逆光性能がという話がありますが、明らかにTAMRON15-30のほうが良い結果が得られました。

プロのレビューでは横からの日差しによるゴーストなどは、ハレ切りすれば問題無いレベルと書かれたりしますね。

後は、その重さ故に、旅行とかに持っていくのは大変かな?と思ってしまうところですかね・・。
開放から、いろんなシチュエーションで使って見たいレンズではあるんですが。

光学性能が良いのは魅力ですが重さがネックです。
軽量級のA05を使っているため躊躇してしまいます。

15-30は最近つけっぱなしにしてます。
重さも慣れました。
基本性能も確かですし最短撮影距離が近いので意外とオールラウンドに使えて楽しいレンズです。


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このページは、2015年3月18日 に公開されたブログ記事です。

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