ソニーがEマウント用のF2.8のズームレンズを準備中

dpreview に、シニアマネージャーのインタビューが掲載されています。

Interview: Kimio Maki of Sony

  • (α7R II の開発で技術的な最大の課題は?) 解像度と高感度性能のバランスを取ることだ。40MP以上の解像度と、そしてISO6400を超える高感度が必要で、このバランスを取るために裏面照射CMOSの技術が必要だった。
  • (α7シリーズで批判されていたRAWの圧縮はα7Rでも同じなのか?) 現時点では同じだ。まだ取り組んでいるところだ。将来はソフトを変更するかもしれないが、まだ完成していない。14-bit等を求めているユーザーもおり、どのように対応するか検討している。
  • (42MPセンサーのダイナミックレンジは36MPセンサーと同等?) ダイナミックレンジは同等か若干良くなっている。 
  • (動画の画質ではまだα7Sにアドバンテージがあるのか?) 動画の画質の点ではα7R II とα7Sは同程度のはずだが、状況による。暗い場所なら、もちろんα7Sが良好だ(KM氏)。α7Sはラインスキップやピクセルビニングなしで、4K動画が撮影できるが、α7R II には、これはできない。しかしα7R II のSuper35クロップモードでは、全画素読み出しで、ラインスキップやビニングなして、それらの画素を4Kにスーパーサンプルしており、理論的には、このモードではα7R II が他のどの4Kカメラよりも優れているはずだ(MW氏)。
  • (一眼レフのAFのアドバンテージはあるのか?) アドバンテージはあるが、それはどんどん小さくなっている。
  • (交換レンズについて)35mm F1.4や90mmマクロは既に登場しておりF4のズームもラインナップされている。次の交換レンズはラインナップのアッパーエンドになる。(それは焦点距離についてのことなのか?) その通りだ。そして明るさに関してもだ。F2.8のラインナップが必要であり、そして明るい単焦点も必要だ。
  • (α7R II の5軸手ブレ補正はα7 II と同等なのか?) 同等の性能だが、ピクセル数が多いので、システムは異なっている。42MPセンサーで4.5段分の効果を達成するためにアルゴリズムを変更している。

 

インタビューでは、新しい交換レンズについて、焦点距離の長いレンズが登場することと、F2.8のズームレンズ群が登場すること、そして明るい単焦点レンズが登場することを示唆しています。EマウントにF2.8のズームレンズを求める声は結構多かったようなので、F2.8のズームの登場はユーザーに歓迎されそうですね。