キヤノンが2億5000万画素のAPS-H CMOSセンサーを開発

キヤノンが、毎秒5コマの読み出しが可能な2億5000万画素のAPS-H CMOSセンサーを発表しています。

APS-Hサイズで世界最高画素数 約2億5,000万画素のCMOSセンサーを開発

  • キヤノンは、35mmフルサイズ以下において世界最高画素数である約2億5,000万画素(19,580×12,600画素)のAPS-HサイズのCMOSセンサーを開発した。
  • 新開発のCMOSセンサーは、約2億5,000万画素という超多画素でありながら、回路の微細化や信号処理技術を進化させることで、1秒間に12億5,000万画素の超高速な信号読み出しを実現した。これにより、毎秒5コマのスピードで超多画素な動画を撮影することが可能。画素の微細化に対応した構造を採用することで、超多画素でありながら高感度・低ノイズを実現。
  • 約2億5,000万画素のCMOSセンサーを搭載したカメラを用いて撮影した動画は、フルHD(1,920×1,080画素)動画の約125倍、4K(3,840×2,160画素)動画の約30倍という超多画素であり、任意の領域をトリミングし、大幅に拡大しても、解像感が損なわれない映像を得ることができる。
  • キヤノンはこの技術の、特殊監視・防犯機器への応用や、超高精細計測機器・産業機器への応用、映像表現分野への応用などを検討していく。

 

キヤノンは5年前に1億2000万画素のAPS-Hセンサーを開発していますが、今回のセンサーは2億5000万画素と2倍以上の画素数になっていますね。

このセンサーが一般向けのデジタルカメラに採用されることは無いと思いますが、以前に開発されたキヤノンの超高感度フルサイズセンサーも業務用カメラのME20F-SHとして製品化されているので、このセンサーも業務用機として製品化される可能性はあるかもしれませんね。