・ソニー、PlayStation 4好調で8年ぶり黒字もスマホが売れない
- ソニーは、2015年度(2015年4月~2016年3月)連結業績を発表。当期純利益は前年度の1260億円の赤字から黒字転換し、1478億円となった。
- イメージング・プロダクツ&ソリューションの売上高が1.7%減の7112億円、営業利益が304億円増の721億円。デジカメの出荷台数は前年度の850万台から610万台に減少した。
- 気になるのは、成長戦略の原動力と位置づけられていたデバイスが、286億円の営業赤字となり、期初見通しから1496億円の大幅な下振れになっている点だ。吉田副社長は、「イメージセンサーは、当社の成長ストーリーの中核であり、この業績悪化については大変重く受け止めている」と前置きし、「イメージセンサーについては、需要数量を大きく読み違えたことが原因。本格的な需要の回復は2016年度下期になる」とする。
ソニーは全体では黒字転換して好調のようですが、デジカメの出荷台数はかなり減っているようです。また、イメージセンサーは、昨年までは供給が追いつかない状態で、東芝のセンサー製造工場を買収するなどして生産力を強化していたようですが、短期間で状況が変わってしまったようですね。
ぽんた
市場が小さくなると製造スピード低下や新商品の価格が上がってくるのも仕方がないかもしれないですね。
そうなるとソニーの場合、たくさんのカメラを保有するのも難しくなってくるでしょうか。
idcct
デバイス部門ですが、ソニー発表の業績説明では、
「当年度において、電池事業の減収の影響がありましたが、為替の影響、カメラモジュール及びイメージセンサーの増収などにより、分野全体でほぼ前年度並みとなりました。なお、外部顧客に対する売上高は、前年度比5.6%増加しました」
とあります。
内訳としてはセンサー、カメラモジュールを含む半導体部門は前年比11.6%の伸びですので
市場の縮小からの長期性資産の減損が響いてそうです。
アルパカ
デジカメ含むイメージ部門の利益が400億から700億に増えたことが会社自体の好調を支えたのではないでしょうか。
利益増加の理由もデジカメの製品ミックスの改善と謳ってますし、台数を追うのではなく高付加価値製品の販売戦略が上手くいったのでしょう。
ししまる
カメラの販売台数が減っても利益が出てるので高付加価値路線が成功してるみたいですね。
減ってるのは利益率の低いエントリー向けのコンデジではないでしょうか?
出戻りカメラ好き
台数減で利益増、(倍増近く)ということは、数年前から言われていた
高付加価値商品への転換がうまくいっているということでしょうか。
廉価入門機や撒き餌レンズでただただシェアを稼ぐビジネスモデルではなく
高くても買ってもらえるだけの魅力あるものを開発して売れるというのは、
今のソニーの強みですね
tom
ハイエンドで利益率の高いモデルを揃えれば、それなりに収益は維持できそうな気はします。
超望遠や超広角など、まだFEレンズでも出すべきレンズも多いと思います。そちらでもこれから利益は望めると思います。
masa
デジカメはコンデジの出荷減が大きくレンズ交換式のカメラについては出荷台数が増えているようですよ。
なので利益が確保されていると思います。
グローバルでα7シリーズはほんと順調のようですね。
BSG
日常をメモするコンデジはスマホで十分なので、
非日常を楽しむカメラが愛好家に残ってゆくのだと思います。
銀塩時代よりも写真文化が広がっていて、
それはそれで多くの人々に幸福を与えたのではないでしょうか!?
これからは趣味性の高い、保有して満足感の高い製品づくりが競争軸になりそうです。
特に中華圏は見栄の文化なので。。。
α7Ⅱユーザー
>「イメージセンサーについては、需要数量を大きく読み違えたことが原因。本格的な需要の回復は2016年度下期になる」とする。
iPhone6S系の減産が原因でしょうか。在庫だぶついてるというニュースが1~2月くらいにあった気がします。
masa
イメージセンサはappleだけでなくスマホ全体で出荷台数減でダメージ大きいそうです。
今後もスマホは横ばい予想ですが車向けが増える見込みでそっちでセンサ市場は伸びる予想です。
Hotty
価格は高くなっても内容が伴っていれば構いません。
SONYさんには常に世界最高峰のセンサーとカメラを突き詰めていって欲しい。
全てにおいてCanon EOS-1D X Mark IIを超えた仕様のEマウント・ミラーレス一眼の開発を宜しくお願いします。
そうなれば定価100万円と言われても仕方ありません。
Yuop
フルサイズミラーレスの需要が一巡したからですかね。
出荷数維持は難しそう。
みさお
車向けに展開。。。とは言うけど、車向けはビジネスの継続性が求められたり、実績や品質等々と携帯電話向けとは異なるハードルが多々ありますし、何より金になるまでの期間が長いので、容易ではないと思います。