DxOMarkにニコンD500のセンサースコアが掲載

DxOMark に、ニコンD500の新しい20MPセンサーのセンサースコアとレビューが掲載されています。

Nikon D500 sensor review: Performance redefined 

 

    D500       D300S     D7200     D7100     D5500  
Overall Score
(RAWによる
センサーの総合点)
83 70 87 83 84
Color Depth
(色の再現域と分離)
24 22.5 24.5 24.2 24.1
Dynamic Range
(ダイナミックレンジ)
14 12.2 14.6 13.7 14
Low-Light ISO
(DxOの基準で許容できる
最高のISO感度)
1324 787 1333 1256 1438

  • D500の新型センサーのスコアは83で、予想よりも若干低いスコアだ。このセンサーは色再現やダイナミックレンジ、高感度の値は素晴らしいが、より一般的なセンサー(24MPセンサー)と完全に同じレベルではない。
  • D300Sとの比較では、D500は全ての感度で色再現、ダイナミックレンジ、高感度性能が大幅に改善されている。
  • D7200の24MPセンサーとの比較では、D500のセンサーは完全に同じ性能ではないが、近い性能だ。D7200は低感度ではダイナミックレンジがD500よりも0.6EV広いが、ISO400で同等になり、それよりも上の感度では、D500が0.5EVのアドバンテージがある。D500は高感度ノイズの改善は見られないが、D7200とD500の高感度は同じようなレベルだ。
  • D500のセンサーは低感度でも高感度でもダイナミックレンジが広いのが目玉だ。ノイズレベルもD7200と互角で、これはライバルの2機種(7D Mark IIとα77 II)よりも優っている。

 

D500のセンサーは、D5のセンサーと同じように読み出し性能や高感度のダイナミックレンジを重視しているようで、DxOのスコアは、D7200の24MPセンサーと比べると若干ですが低くなっているようです。

とは言え、低感度の色再現やダイナミックレンジのスコアの差は、それほど大きくはないので、低感度でも実写時の影響はほとんどなさそうです。