ソニーα7R II とLEICA M Typ240のMマウント広角レンズ使用時の画質の比較テストが掲載

lensrentalsが、Mマウントの広角レンズ群がソニーα7R II でどの程度使用できるのか、ライカ M Typ240との画質の比較テストを行っています。

Guide to Leica Wide Angle Lenses on Sony a7 Series Bodies

  • ソニーのミラーレスカメラでMマウントの広角レンズを使用すると、センサー設計の違いから、しばしば問題が発生することが知られているが、どのレンズがソニーのカメラで良い描写をするのか示したリストは存在しない。このため私がテストすることにした。
  • テストは35mmよりも短いMマウントレンズで、(レンタル店に)在庫のあるもので行った。この中にはライカとフォクトレンダー、ツァイスのレンズが含まれている。
  • ボディにはLEICA M Typ240 とソニーα7R II +マウントアダプターを使用し、テストチャートを撮影して、隅の解像力とカラーシフトの影響を見るために、画像の中央と隅の部分を切り出している。サンプルの大きさを揃えるためにα7R II の画像は、LEICA Mと同サイズにリサイズした。サンプル画像は左側がライカで右側がソニーだ。
  • これらのテスト画像(※サンプル画像は元記事で確認してください)から、我々の手持ちのレンズは、ソニーα7R IIである程度問題は見られるものの、それでもなお開放から十分に実用的だと考えられる。
  • Voigtlander 15mm f/4.5 Heliar III、Leica 16-18-21mm f/4 Tri-Elmar、Leica 21mm f/1.4 Summilux-M ASPH、Leica 28mm f/1.4 Summilux-M ASPH、Leica 28mm f/2.8 ASPH Elmarit-M II の各レンズは、開放から全て十分に良好な描写と見なすことができると思う。中でもTri-Elmarがベストで、Summiluxがそれに近い描写で続いている。
  • どのレンズもF8まで絞れば周辺部の描写が改善し、多くのレンズが風景でも素晴らしい描写をする。

 

メーカーごとのセンサーのカバーガラスの仕様の違いのため、他社のボディでは、特に広角レンズ使用時の周辺部の描写に差が出ると言われていますが、サンプル画像をまとめて見ると、確かにMマウントレンズの周辺部の描写ではライカの方が優っているようですね。

とは言え、α7R II も十分に許容範囲内という感じもするので、あまりうるさいことを言わなければαでも問題なくMマウントレンズを楽しめそうです。

a7rii_leicaMtyp240_lenstest.jpg