シグマ50-100mm F1.8 DC HSM Artはズーム全域で際立った解像力

ePHOZOzine に、シグマの望遠ズーム「50-100mm F1.8 DC HSM Art」のレビューが掲載されています。

Sigma 50-100mm f/1.8 DC HSM Art Review

  • ズームリングは重いが滑らかに回転する。フォーカスリングは非常に大きく、十分な重さがあり、非常に滑らかに動く。フォーカスリングは最短と無限遠の両端で止まる。AFは超音波モーターで、とても静かだ。このレンズは防塵防滴仕様ではない。
  • 解像力は、50mmでは中央は開放からF4まで際立った値(outstanding)で、F5.6からF11では素晴らしい値(excellent)、そしてF16でも、まだ、とても良好な値(very good)を維持している。隅の解像力は開放からF5.6までは素晴らしい値で、F8からF16ではとても良好な値だ。
  • 70mmの解像力は、開放では素晴らしい値で、F2.8からF4では際立った値になる。F5.6からF11では素晴らしい値で、F16でもとても良好な値を維持している。隅は開放からF2.8ではとても良好な値、F4からF8では素晴らしい値、F11とF16ではとても良好な値だ。
  • 100mmの解像力は、中央は開放で素晴らしい値、F4からF5.6では際立った値で、F8とF11では素晴らしい値だ。そして、F16でもとても良好な値を維持している。隅は開放かからF2.8ではとても良好な値で、F4からF11では素晴らしい値、そしてF16でもまだとても良好な値だ。このレンズの解像力は、とてもエキサイティングな性能だ。
  • 倍率色収差は、中央はほぼ1/10ピクセルを下回っており賞賛に値する性能だ。隅は中央ほどよく補正されていない(約0.5-1.5ピクセル)が、それでもなお十分な性能だ。
  • ボケは気持ちの良いもので、これまで見た中で最高とは言えないが、間違いなく十分に満足できるものだ。
  • 逆光では、極端に悪い条件ではわずかにコントラストの低下が見られるが、フレアはそれほど目立たず、基本的に問題は無い。
  • 歪曲は50mmで-0.788%のタル型、70mmで+0.441%の糸巻き型、100mmで+1.25%の糸巻き型で、素晴らしく良く補正されている。
  • このレンズの価格は829ポンドで、性能を考えればこれは適正な価格だ。
  • 50-100mm F1.8はズーム域が狭く、非常に重く、近接性能も今ひとつだが、これ以外の光学性能ではあらゆる角度から見ても欠点は見当たらない。解像力はズーム全域で際立っており、全体的な性能はとても魅力的だ。このレンズは、楽しく使える素敵なレンズだ。
  • 良い点:ズバ抜けた解像力、歪曲が小さい、色収差が良く補正されている、逆光耐性が高い、気持ちのいいボケ、高速で静かなAF、良好なエルゴノミクスデザイン。
  • 悪い点:防塵防滴ではない、もう少し寄れればよかった、手ブレ補正が無い、重い。

 

このレンズは、他のレビューでも高い評価でしたが、ePHOTOzineでも性能の評価は5点(満点)で非常に高い評価になっています。

F1.8通しの大口径ズームにもかかわらず、開放からズーム全域で画面の隅まで高い解像力を維持しているのは素晴らしいですね。その他のカテゴリでも問題はなく、申し分の無い性能と言ってよさそうです。