DxOMarkにソニーFE85mm F1.4 GMのスコアが掲載

DxOMarkに、ソニーの大口径中望遠レンズ「FE85mm F1.4 GM」のスコアとレビューが掲載されています。

Sony FE 85mm F1.4 GM review: Otus-grade performance 

     FE85F1.4GM   Batis85F1.8   Otus85F1.4   Nikon85f/1.4G 
DxOMarkスコア 49 45 48 42
解像力 36P-Mpix 35P-Mpix 35P-Mpix 30P-Mpix
透過 1.5T 1.8T 1.7T 1.6T
歪曲 0.1% 0.4% 0.2% 0.2%
周辺光量落ち -1.9EV -2.3EV -1.3EV -1.8EV
色収差 3μm 5μm 3μm 7μm

  • FE85mm F1.4GMは49の素晴らしいスコアを達成しており、これはDxOMarkで2位のスコアだ。個々の項目の数値も非常に高く、解像力・歪曲・倍率色収差・周辺光量落ちの測定結果は際立っている。
  • このレンズは開放からとても良好な性能で、解像力はF2に絞ると並外れて高いものになるが、周辺部では非点収差が目に付く。色収差がズバ抜けて少ないのが特に興味深く、画像は開放でさえとてもクリーンだ。
  • ソニーGMとツァイスBatisの比較では、同じ絞り値での解像力は同程度だが、ソニーは周辺部の解像力でわずかに優っており、画面内の均一性が高い。色収差はどちらのレンズも素晴らしいが、中央はツァイスBatisが良く、周辺部はソニーの方が良好だ。周辺光量落ちはソニーが素晴らしく、歪曲もソニーの方がずっと少ない。
  • GMシリーズのFE24-70mm F2.8GMは良い部分と悪い部分があったが、FE85mm F1.4 GM は、これよりもずっと納得の行く際立った性能だ。

 

ソニーのFE85mm F1.4GMは、解像力が非常に高いだけでなく、全ての項目が非常に優秀で、DxOMarkの数値的には全く申し分の無い性能ですね。

85mm F1.4GMは現在かなり値落ちしてきて、Batisとの価格差が少なくなってきているので、大きさ・重さを苦にしない方ならソニーの訴求力が高いかもしれません。

なお、元記事で比較対象となっているOtusとNikonは、36MPのD810による計測(ソニーとツァイスBatisは42MPのα7R IIによる計測)で、対等な条件ではないので、これらのレンズは参考程度に見ておいた方がよさそうです。