DxOMarkにPENTAX K-1のセンサースコアが掲載

DxOMarkに、ペンタックスのフルサイズ一眼レフ「K-1」のセンサースコアとレビューが掲載されています。

Pentax K-1 sensor review: Full-frame marvel  

 

      K-1             D810             α7R      
Overall Score
(センサーの総合点)
96 97 95
Color Depth
(色の再現域と分離)
25.4 25.7 25.6
Dynamic Range
(ダイナミックレンジ)
14.6 14.8 14.1
Low-Light ISO
(許容できる最高のISO感度)
3280 2853 2746

  •  K-1は96の際立ったスコアを達成しており、これまでのペンタックスのAPS-C機から大幅に前進している。K-1のスコアは、これまでテストした全てのカメラの中で5位で、35mmフルサイズ機の中ではα7R II とD810に続く3位だ。
  • D810との比較では、色再現、ダイナミックレンジともに僅差でD810が優っているが、高感度ではK-1が、1/3段前後優っている。
  • D810のダイナミックレンジ14.8はISO64で計測されたもので、K-1はISO100でこれに非常に近い14.6を達成している。ISO100から800では、K-1はD810やソニーα7Rよりもダイナミックレンジで優っている。
  • ダイナミックレンジは、ISO100の14.6EVの高い値から、感度が高くなるにつれて直線的に低下するが、ISO3200でも10EV前後の良好なダイナミックレンジが維持されており、ISO12800でも7.92EVのまずまずの値を維持している。ISO204800では3.92EVに低下するが、このような感度はめったに使わないだろう。
  • 色再現はK-1、D810、α7Rでほとんど同等で、いずれもISO1600までは20bitを上回る良好な値で、ISO6400まではまずまずの値(17bit以上)を維持している。K-1のISO3200で30dbの素晴らしいSN比とあいまって、K-1はISO3200まで非常に良好な画質が得られる。
  • K-1は素晴らしい画質で、同価格帯の他社の一眼レフよりも一枚上手だ。まだ他のメーカーのレンズやアクセサリーにそれほど多くの投資をしていないなら、K-1を候補に加えるべきだろう。

 

K-1のスコアは、全体としては同じソニー製36MPセンサーを採用する他社機とそれほど変わりませんが、個別の項目では、高感度の数値がライバルよりも少し良くなっているのが目を引くところです。

あと、DxOのスコアには反映されていませんが、K-1には画質を大きく向上させるリアルレゾリューションがあるのも強みですね。