キヤノンのレンズ鏡筒のディスプレイに情報を表示する意匠

キヤノンが、レンズに搭載した液晶ディスプレイに様々な情報を表示するデザインの意匠を登録しています。

意匠公報1556706(キヤノン株式会社)

  • 【意匠に係る物品の説明】本物品の正面図表示部に表れる画像は、交換レンズを装着したカメラでの撮 影において、レンズの被写界深度範囲を表示して、レンズ操作をガイドする機能のための画像であり、ユーザー のズーム操作に応じて、中央の太い長方形の指標を中心として、両サイド各2本の中抜き長方形の指標が右また は左にスライドするように変化し、ズーム操作に応じて指標間の間隔が狭くなると、「変化の状態を表す表示画 像拡大図2」のように、両サイドの2本の中抜き長方形の指標は1本になる。
  • また、「変化の状態を表す正面 図3」のように、反転表示が可能である。なお、「使用状態の表示画像参考拡大図」及び「使用状態の変化の状 態を表す表示画像参考拡大図」は、本画像の機能を明確にするための図面であり、当該図面に表すように、使用 時には、指標の横には被写界深度(F値)が表示され、その上部に、合焦距離を示す数字が、ft(フィート) 単位によるものとm(メートル)単位によるものの2段に表わされて、合焦距離と、被写界深度が関連付けて確 認できる。
     

意匠公報1556707(キヤノン株式会社)

  • 【意匠に係る物品の説明】本物品の正面図表示部に表れる画像は、交換レンズを装着したカメラでの撮 影において、レンズの揺れを検知して、揺れの方向と揺れの大きさを指標に表し、レンズ操作をガイドする機能 のための画像である。
  • 指標のメモリの変化によって揺れの大きさを示すものであり、揺れが大きくなるのに連 れて、「変化の状態を表す表示画像拡大図1」のように、長方形の枠が、縦揺れの場合は、下から、横揺れの場 合は、左から埋まっていくように表示される。また、「変化の状態を表す正面図2」の通り、反転表示が可能 である。

 

文章だけでは分かりづらいですが、下の図を見ればどのような機能かおおよそ分かりますね。

このディスプレイには距離情報と被写界深度情報が表示され、状況によって目盛りが移動するようです。また、手ブレの大きさを表示することもできるようですね。

キヤノンの新しい非Lの70-300mmには液晶ディスプレイが搭載されると噂されていますが、このデザインが採用されるのでしょうか。

なお、この情報は特許情報プラットフォームで意匠公報番号から検索することができます。
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情報を教えてくださった方ありがとうございました。

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