シグマ500mm F4 DG OS HSM Sportsはトップクラスの性能

Photography BLOG に、シグマの超望遠単焦点レンズ「500mm F4 DG OS HSM Sports」のレビューが掲載されています。

Sigma 500mm f/4 DG OS HSM Sports Review

  • このレンズは全長38cm、重さ3310gで非常に大きく重いが、これは三脚座(取り外しはできない)を含む数値だ。鏡筒は外側はマグネシウム合金、内部はプラスチックと金属の組み合わせで、造りは素晴らしい。
  • 三脚座にはクリックスイッチがあり、OFFにすると自由に回転し、ONにすると90度でクリックストップする。ONの設定では、横位置と縦位置の変更が容易になる。
  • フォーカシングはインナーフォーカスだ。フォーカスリングは非常に大きく、最短と無限遠の両端で止まる。
  • AFは5D Mark IIIとの組み合わせでは、およそ0.15秒で被写体にロックし、非常に速い。AFの迷いもそれほど無く、AFはほとんど常に正確だった。作動音はとても静かだ。
  • 手ブレ補正はおよそ4段分の効果で、手持ち撮影用のモード1と、動体を追いかけるためのモード2が用意されている。
  • 色収差は、ほとんど見られない。歪曲も非常に良く補正されている。
  • 隅の周辺光量落ちは、開放では顕著だが、F8まで絞れば、ほぼ完全に解消する。
  • 絞り羽根は9枚の円形絞りで、ボケは我々の目にはとても素晴らしく見える。
  • 解像力は、開放から中央も隅も素晴らしく、F5.6以降では卓越した解像力だ。F22とF32では回折の影響で解像力は低下する。
  • シグマの500mm F4 DG OS HSM は、開放から非常に良好な画質で、1段絞れば中央も隅も極めてシャープになる。開放の周辺光量落ちは目立つが、色収差や歪曲は良く補正されており、光学性能の不満点は非常に少ない。このレンズは、キヤノンやニコンの同クラスのレンズよりもずっと安価だが、画質やパフォーマンスを全く犠牲にしていない。造りと性能はトップクラスで、我々は心からこのレンズを推薦できる。

 

シグマの新しい500mm F4 は、より高価なカメラメーカー純正レンズと張り合う性能のようで、コストパフォーマンスは非常に良さそうですね。

サンプルでは開放からシャープで、遠景も周辺部まで申し分の無い描写という印象です。ボケは大きなボケはとても綺麗ですが、ボケが小さくなると若干2線ボケの傾向が見られるように感じます。

あとは、動体でのAFの追従性能が気になるところですね。