DxOMarkにツァイスMilvus 2/100Mのスコアが掲載

DxOMark に、ツァイスのマクロレンズ「Milvus 2/100M ZF.2」のスコアとレビューが掲載されています。

Zeiss Milvus 2/100M ZF.2 review: Ultra-high performer 

 テスト機はD810   Zeiss Milvus
 2/100M 
 Makro-Planar
 2/100M [旧型] 
 Nikon Micro
 105 f/2.8G 
DxOMarkスコア 40 39 34
解像力 34P-Mpix 23P-Mpix 21P-Mpix
透過 2.2T 2.3T 3.3T
歪曲 0% 0% 0.2%
周辺光量落ち -1.6EV -1.5EV -1.7EV
色収差 5μm 3μm 7μm

  • Milvus2/100Mのスコアは40に達しており、これは大口径のマクロとしては高いスコアで、DxOの中でも上位にランクされている。
  • このレンズは開放から中央は非常にハイレベルで、周辺部もとても良好だ。画質のピークはF5.6で、このとき画面全域で完璧に近い均一性になる。透過、歪曲、色収差の項目はどれも素晴らしく、周辺光量落ちもレンズの明るさを考えれば良く補正されている。
  • 旧型との比較では、新型は解像力のスコアが顕著に改善しており、どの絞り値でも高い値になっている。透過・歪曲・周辺光量落ちは、新型と旧型で大きな違いはないが、色収差は、新型も低いレベルではあるものの旧型よりも若干目立つ。
  • Milvus 2/100Mは安価なレンズではないが、これだけの光学性能のレンズはめったにない。

 

Milvusシリーズでは50mm F1.4と85mm F1.4以外は旧型の光学系を踏襲していると言われていますが、新型の100mm F2は旧型と比べると驚くほど解像力のスコアが上がっているようです。

これはMilvus 2/50でも同じ傾向なので、基本的に同じ光学系でもMilvusシリーズでは細かい改良で、かなり性能が向上しているようですね。