α6500のボディ内手ブレ補正の効果はE-M1 Mark II には及ばない

CAMERA LABS に、ソニーα6500のボディ内手ブレ補正に関するテスト記事が掲載されています。

Sony Alpha A6500 lenses and stabilisation

  • α6500には5軸手ブレ補正が搭載されており、ソニーは5段分の効果だと主張している。この5軸手ブレ補正はどのレンズでも機能するが、レンズ内に手ブレ補正を搭載したレンズとの組み合わせでは、レンズが2軸、ボディが残りの3軸を担当する。
  • α6500が、ボディだけでどれだけ手ブレを補正できるか興味があったので、単焦点レンズを使用してスチルと動画のテストを行った。
  • 85mm F1.4使用時は、ファインダーを覗いてカメラを構えた場合、手ブレ補正なしではシャープな画像を得るために1/125秒のシャッタースピードが必要だったが、手ブレ補正を有効にすると、1/8秒で同等の結果が得られた。これは4段分の効果に相当し、公称の5段分には届いていないが、素晴らしい結果で、手ブレ補正を内蔵していない単焦点レンズがずっと実用的になる。
  • 85mm F1.4 でカメラを頭上高く構えてグラスバルコニーの上から夜景を撮影した場合は、手ブレ補正無しでは1/125秒が必要だったが、手ブレ補正有効時は1/30秒でシャープな画像が得られた。この厳しい条件では2段分の効果しか得られなかった。
  • 85mm F1.4でカメラを頭上にかまえての夜景の動画の撮影では、いくらか揺れが見られるが、全体としては、とても良好に見える。もう少し注意深く撮影すれば、更に良い結果が得られるだろう。
  • オリンパスE-M1 Mark II との比較では、オリンパスでは、私は常に5段分の補正効果を得られているので、手ブレ補正の点ではオリンパスが引き続き優位を保っている。とは言え、ソニーはセンサーが大きいので、より高感度で同じ画質を得られることを忘れないで欲しい。ソニーはα6500で素晴らしい仕事をしている。

 

α6500の手ブレ補正は、E-M1 Mark II には若干及ばないようですが、きちんと構えれば4段分の効果があるということなので、まずは十分な補正効果と言ってよさそうです。

動画ではハンディカムの空間光学手振れ補正ほどは止まらないようですが、それでも細かい揺れが抑えられてかなり見やすくなっているという印象です。