ソニーFE70-200mm F4 OSSはズーム全域で非常にシャープなレンズ

ePHOTOzineに、Eマウントの望遠ズーム「FE70-200mm F4 G OSS」のレビューが掲載されています。

Sony FE 70-200mm f/4 G OSS Review

  • フォーカスリングはモーターによる駆動でなめからに回転する。ズームリングは、滑らかで正確に動く。
  • 解像力は、70mmでは開放から中央も隅もとても良好な値(very good)で、F5.6に絞ると中央も隅も素晴らしい値(excellent)になる。100mmと135mmでは、中央も隅も開放からF16までの全ての絞り値で素晴らしい値(excellent)だ。
  • 200mmでは中央は開放からF16まで素晴らしい値(excellent)だが、隅は若干解像力が落ちて、F4~F5.6ではとても良好な値(very good)、F8~F16では素晴らしい値(excellent)になる。このレンズは、ズーム全域で非常にシャープなレンズだ。
  • 倍率色収差は、中央は非常によく補正されている。隅はいくらか色ズレが目に付くが、それほど目立つわけではない。
  • 歪曲は70mmで-0.659%の穏やかなタル型で、100mmで+0.613%、135mmで+1.37%、200mmで+2.29%の糸巻き型になる。これはズームレンズとしては極めて良好で、通常の用途では全く問題はないだろう。
  • 逆光では、特にフードを装着していない場合はフレアが現れることがある。太陽が直接入るとコントラストが大きく低下するが、ゴーストは見られない。通常の用途では、フレアはあまり見られない。
  • ボケは満足の行く滑らかさだ。
  • 価格はニコンやキヤノンの70-200mm F4とほとんど同じで、価格設定は適切だと思われる。
  • このレンズはハイレベルな性能の見事なレンズだ。唯一のわずかな欠点は、いくらかフレアが見られることだが、幸いなことに大部分の用途では大きな問題はないようだ。このレンズを大いに推薦する。
  • 良い点:ズーム全域で素晴らしい解像力、色収差が少ない、歪曲が良く補正されている、70-200mmとしてはとてもコンパクト、しっかりとした造り、防塵防滴。
  • 悪い点:いくらかフレアが出やすい。

 

解像力は望遠端の周辺部でわずかに低下するものの、ズーム全域で非常に高く、また、歪曲や色収差も問題の無い値で、優等生的なレンズですね。

サンプル画像も非常にシャープで、色乗りがよく、ボケも滑らかで申し分の無い画質という印象です。逆光のサンプル画像は1枚しかありませんが、確かに、フレアは少し出やすそうな感じがします。