DxOMarkにツァイス「Milvus 2/100M ZE」のスコアが掲載

DxOMarkに、ツァイスの望遠マクロレンズ「Milvus 2/100M ZE(EFマウント版)」のスコアとレビューが掲載されています。

Zeiss Milvus 2/100M ZE Canon mount lens review

 テスト機は5Ds R  Milvus
2/100M
 Macro-Planar
 2/100 旧型
Canon
EF100F2.8L IS 
Sigma
105mmF2.8OS 
DxOMarkスコア 41 38 34 32
解像力 31P-Mpix 30P-Mpix 24P-Mpix 21P-Mpix
透過 2.2T 2.3T 3.3T 3.1T
歪曲 0% 0% 0.1% 0.1%
周辺光量落ち -1.5EV -1.5EV -1.5EV -1.5EV
色収差 5μm 3μm 11μm 5μm

  • キヤノンEF100mm F2.8L との比較では、キヤノンも非常に良好だが、Milvusと同レベルではない。キヤノンは色収差が多く、開放付近ではMilvusの方が解像力も優れている。
  • シグマ105mm F2.8 OSは、解像力はキヤノンとほとんど同じだが、倍率色収差がMilvusと同程度なのが優れた点だ。
  • Milvusとシグマは周辺光量落ちは1段絞ればほぼ解消するが、キヤノンは2段絞らないと解消しない。F5.6以上に絞ると、どのレンズも解像力は画面全域で同程度になる。歪曲はMilvusが最もよく補正されているが、他のレンズも非常に少ない。
  • Milvusは非常に良く収差が補正されているが、光学系は変更されておらず、画質は旧型から若干の改善に留まっている。しかし、新型はコーティングが変更されており、フレアが減少し、コントラストも改善されている。

 

ツァイスのMilvusシリーズは、旧型からスコアを大幅に上げているレンズが多いですが、このMilvus 2/100Mは、旧型から若干の改善に留まっているようですね。とは言え、純正やシグマを大きく超えるスコアなので、Milvus 2/100Mは、数値的な性能の面では、申し分の無いレンズと言ってよさそうです。