- ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社では、全画素一括リセット機能を持つ「IMX183CLK-J/CQJ-J」を開発した。4Kビデオモードや垂直方向任意切り出し機能など多彩な機能を搭載している。
- 2048万画素 (アスペクト比3:2) の信号を高精細な12bitデジタル出力で、21.98 frame/sの高速読み出しが可能。
- 外部トリガで内部の蓄積電荷を一括でリセットすることができる一括シャッタ機能を搭載。全画素一括リセットの後にフラッシュとメカニカルシャッタを併用して撮影することにより、露光のスタートを全画素同じタイミングに合わせることができ、擬似的にグローバルシャッタと同じような蓄積動作が可能。
- 4Kビデオモード対応。有効約903 万画素 (アスペクト比 約17:9) の信号を10 bit デジタル出力で59.94 frame/sの高速で出力することが可能。
- セキュリティカメラ・産業機器向け製品IMX178LLJ/LQJで実績のある高感度な裏面照射型構造2.4μm角単位画素を採用。
ソニーの新しい1型20MPセンサーは、グローバルシャッターと同様の動作が擬似的に可能で、全画素を12bitで22コマ/秒、4Kを10bitで60fpsの読み出し性能を持つ、とても高性能なセンサーのようです。
このセンサーが、RX100・RX10シリーズの新型機や、他社の次世代のハイエンドコンパクトに採用されれば、このクラスのカメラの大幅な性能向上が期待できそうですね。
ob
ついにグローバルシャッター搭載カメラが現実に……長かったです
クリップオンストロボの利便性や自由度が大きく向上しますね
キヤノンもグローバルシャッター搭載CMOSを開発していましたし
FOVEONを除く画素積層型よりも先にグローバルシャッターの波が来そうです
ねす
RX100M6はこのセンサーで決まりですね。
高速読出、像面位相差、疑似グローバルシャッター…
あんな小さなコンデジにこんなに詰め込んであって、なおかつデザインをほぼ変えずに製造していて本当に驚きます。
GPSと電子コンパスが搭載されるとRX100シリーズがさらに価値の高いものになると思います。
NextStage
やっとと言った感じ
これでMinoltaDimageA1同様のハイスピード日中シンクロフラッシュが身近なカメラが出てくれると嬉しいです
虚弱体質
グローバル電子先幕シャッター!
α9IIがでる頃にはフルサイズ版も完成しているでしょうね。
或いはとっくに完成しているか?
サカナ
偽似グローバルシャッターとは言え、同様のメリットをもちつつデメリットを克服したのなら本来のグローバルシャッターを超えたと言えなくもないですね
4k60pでは10bitになるのがやや残念ですが、これをアップグレードしたAPS-C型のセンサーが量産出来ればEマウントを検討している映像屋の後押しになりそうです
いやはやソニーのセンサーは進化が止まらないですね
いつも想像を超えてくることに驚かされます
stone
グローバルシャッターと言っても、シャッターを開くだけですよね。
閉じる方はメカシャッター使わないといけない。
だから、フォーカルプレーンシャッターの代わりにはなりませんね…。
レンズシャッターを併用できるコンデジ専用じゃないでしょうか。
ライブビューで順次読み出ししている最中に、絞りを絞り込んでからリセットして露光開始、レンズシャッター閉で露光終了して読み出し。
レンズシャッターを一旦閉じて開く操作が不要なので、その分はレスポンスやSSが高速化しますしシャッター効率も上がりますが、画期的というほどではないかもしれない。
読み出しを高速化してローリング歪みを更に減らす方が汎用性があります。
デジカメ用というより、産業用のような気もしますが。
g
ソニーの勢いは凄いですね。
RX100シリーズを愛用していますので、楽しみです。
これでペンタックスのRRSが常用可能になりますでしょうか?
迷える子羊
ここにきてさらに伸びしろを感じますね
この先を見越して、とりあえず当面はα7Ⅲがきたら
そこに腰を据えておこうかなと
Mr.V
すでに産業用センサーではグローバルリセット機能を搭載していますので、それを今回、民生用センサーにも搭載したということのようです。
製品としては産業用途としてリリースするようですが、ベースのセンサーは民生用として設計されたものなので、いずれデジカメにも採用される可能性はあると思います。(そのままではないかもしれませんが)
プロファイル
このリセット機能がある素子を採用すれば
電子シャッターだけでストロボ撮影が出来るように
なる気がしますが、どうでしょうか。
bz
露光開始が同時でも露光終了の時間が走査線に沿ってずれるのならばあまり使いみちが思い浮かばないですね。
メカシャッター搭載ならばそれで露光開始時間を揃えることもできるのではないかと思いますし。
stone
電子シャッターだけでストロボ撮影するには、電子シャッターが全開になってる時間があれば良いですね。
例えば、E-M1markIIでは、カタログに「電子シャッター使用時:1/50秒」と書かれています。
このSSまでは全開になるってことですね。
α9のように、電子シャッターの幕速が早い場合は、もっと高速のSSでも同調できるでしょう。(だだし、α9は仕様に記載無いっぽい? オリンパスができてるんだからSONYでもできそうだけど…。)
今回の技術だと、リセット=幕全開状態なので、即座にストロボ発光できますが、その後シャッターを閉じないといけない。
電子シャッターで閉じると、依然としてローリングシャッターですから、画面の上と下で露出時間が異なっちゃいます。
リリース文にメカシャッターと組み合わせて、と書いてあるのは、このあたりの問題が残るからだと思います。
多少の露出むらは気にしない用途(産業用とか監視用とか?)なら問題にならないでしょうけど、デジカメにはちょっと難しいかな。
およ爺
ソニーはやっぱり今、乗りに乗ってますね。
RX100M6がこのセンサーなら13万位でしょうか?
RXシリーズは綺麗に写って軽い旅カメラとして人気をはくしています。
でももうちょっと安くなりませんか?サブカメラとしては高すぎます。
メインと考える人用なんでしょうね。
私としてはサブカメラなので微妙な立ち位置です。
リュシータ
業務用のビデオカメラのPXW-X70、Z150が4K30Pの1インチセンサーなので
後継機は4K60Pを確実に積んできますね。
S-logもついたら4:2:2/10bitで記録できそうで期待が高まります。
それと民生用のAX100もX70と同じセンサーなので後継機が待ち遠しくなりますね。
Yy
当面はビデオカメラや産業用かもしれませんが、この技術をベースにしたセンサーがそのうちRX100やRX10シリーズに採用されそうですね。
さらに言えばメモリー一体積層型CMOSセンサーの時と同様、将来的には35mmフルサイズセンサーに応用されてα9シリーズに搭載されるんじゃないかと思います。
三戻
面白いですね。
既存の概念であればα9系の
センサーの方が実用性高そうですが
垂直方向任意切り出し機能とか応用高そうだし
メカニカルシャッターも既存のモノである必要はなく
このセンサーに特化したものであれば
世の中あっと言わせるもの出てくるかもしれませんね
ソニーがどんな商品仕上げてくるのか楽しみです。
西中島
全画素・22fps・12bit、4K画素・60fps・10bitの読み出しスペックは、RX10などにも使われていた4年前のセンサーでも既に実現してます。そのことからすれば、このセンサーだけで4K60P機種が増えるかどうかは微妙そうに思います。ハードルは画像エンジン以降にありそうですが、主に熱の問題でしょうか?
https://web.archive.org/web/20160428150903/http://www.sony.co.jp/Products/SC-HP/products/new_pro/april_2014/imx183_j.html
あと、今回のセンサーの「表-3 基本駆動モード」を見ると、4K画素・60fpsの読み出しモードには「*1 一括リセットシャッタ機能との併用が可能」の注記がありませんね。
仮にこのセンサーを搭載した4K60P対応機種が出たとしても、4K60Pモードでは一括リセットシャッター機能は働かないようにも読めますが…。
TAMARON
あのよく分かりませんが、皆さん喜んでおられるのですが、リセット後にフラッシュとメカシャッター併用しての擬似グローバルシャッターと有るので、フラッシュ撮影が基本条件で、フラッシュを使わない露光時は普通の半電子シャッターじゃないですか?
みんなが待ってるのは自然露光時に使えるグローバルシャッターじゃないですか?
なので産業用がメインで、民生にも使えるけど、フラッシュ撮影の時の機能だと思うのですが。
SPC
あとはHEVC対応のHWエンコーダーと発熱の問題ですね。
ソシオネクストから定格3.5W、2.5cm四方の4k/60p/4:2:2/10bit対応HWエンコーダーが出たばかりなので楽しみですね。
コンシューマー機によるUHD-BD規格の映像収録も年末から来年中に実現できそうな気がします。