DxOMarkにソニー「FE100mm F2.8 STF GM OSS」のスコアが掲載

DxOMarkに、ソニーのSTFレンズ「FE100mm F2.8 STF GM OSS」のスコアとレビューが掲載されています。

Sony FE 100mm F2.8 STF GM OSS lens review 

 テスト機はα7R II   FE100 F2.8  FE85 F1.4   FE85 F1.8   FE90 F2.8 
DxOMarkスコア 34 49 46 47
解像力 40P-Mpix 36P-Mpix 40P-Mpix 42P-Mpix
透過 5.6T 1.5T 1.8T 2.9T
歪曲 0.4% 0.1% 0.3% 0.2%
周辺光量落ち -0.5EV -1.9EV -2EV -1.4EV
色収差 7μm 3μm 5μm 2μm

  • このレンズは、開放から際立ってシャープで、画面全域で解像力は80%を超えるレベルだ。解像力は、絞ってもあまり改善しない。
  • 歪曲は糸巻き型で、予想よりも若干大きいかもしれないが、ポートレート向けのレンズなので、問題は起きないだろう。
  • 周辺光量落ちは隅で-0.5EVで、絞りにかかわらずこの値のままだが、目立つことはない。
  • 倍率色収差は非常に良く補正されており、絞り値であまり変わらない。倍率色収差は、隅よりも画面の中間部の方が多い。
  • 90mm F2.8 Macroとの比較では、90mm F2.8の方がピークの解像力は若干高く、歪曲と色収差も少ない。
  • このレンズで最も興味深い部分(ボケ)のクオリティに関しては(テスト項目が無いので)コメントできないが、このレンズが興味深いスペックで、素晴らしい光学性能であることは紛れもない事実だ。

 

このレンズはボケに特化したレンズで、内部にフィルターを挟んでいるにもかかわらず解像力は非常に優秀ですね。

他のレンズと比べてDxOMarkの総合スコアが低いのは、透過のスコアが極端に低いためだと思いますが、これはアポダイゼーションフィルターの影響なので、このレンズの場合は、総合スコアは、あまり参考にならないかもしれません。