ニコンが、2018年3月期第2四半期(2017年4月1日~9月30日)の業績を発表しています。
・2018年3月期第2四半期 決算短信 (pdf)
- ニコンの2018年3月期第2四半期の連結業績は全体では減収減益だが、映像事業は4.1%の増益。
- 連結業績は売上収益3,284億5,000万円(4.5%減)、営業利益230億1,700万円(15.2%減)。そのうち映像事業は売上収益1,752億1,700万円(1.7%減)、営業利益154億4,800万円(4.1%増)。
- 米国を除きレンズ交換式デジタルカメラ市場は縮小傾向となったが、部品調達が熊本地震の影響から回復したことから、コンパクトデジタルカメラ市場で回復が見られた。また、付加価値の高い「COOLPIX W300」などが好調に推移した。
ニコンは全体では減収減益ということなので厳しい状況が続いているようですが、映像事業が増益なのは、明るいニュースですね。
以前の日経の記事では、D7500などの一眼レフの好調が報告されていましたが、それに加えて、売上が急降下していたコンパクトカメラに回復が見られたのも良い兆候と言ってよさそうです。
仏の永さん
米国以外でレンズ交換式デジタルカメラ市場が縮小傾向となった→Nikon1は出てこないということなんでしょうね。
ジェラ
当たり前の事かもしれませんが一般紙の記事などでは減収減益という見出しになってますね。
今後もカメラ市場の縮小が続く事からどうしても暗い記事になってしまいます。
またニコンはミラーレスの開発に乗り遅れたとも書かれています。ニコワンはこの先展開が難しいという見方もあるでしょう。
その上で新たな成長の柱に100億投資するそうですがどの分野も先行するメーカーがあるので簡単な事ではなさそうです。
でも社長によれば今回は「構造改革の効果を前倒しで計上した」との事なので今後いい方向に行く可能性はあるかもしれませんね。
ぷくぷく
業績としては半導体事業も上昇してこないと全体の数字が良くならないのでしょうね。ただ後半の映像事業はD850効果で順調に推移しそうなので心配はしていませんが。
来期以降に?出てくるであろうフルサイズミラーレスですが、一定数以上の需要はあるかと予想しています。やはり比較されるのはSONYのαかと思いますので、どう戦っていくかで来期以降の映像事業の浮沈となるかと。
で、どんな物が出るのでしょうかね? 当面は7R3辺りがライバル(目標)となるのでしょうか?