ソニーα7R III のスターイーター問題は改善はしているが解決はしていない

dpreview に、ソニーα7R III のスターイーター問題(微光星が消える問題)の検証記事が掲載されています。

UPDATED: Sony a7R III is still a star eater

  • 先週、ソニーα7R III のスターイーター問題が解決しているといういくつかの報告があったが、我々の協力者のJim Kassonが、ソニーα7R III にはスターイーター問題が、間違いなくまだ存在することを確認した。彼の作成したグラフからは、4秒以上の露光で、ノイズリダクションの作動が明確に確認できる。(上のグラフが3.2秒、下のグラフが4秒)

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  • 我々の実写では、α7R III は少し改善しているように見えるが、1ピクセルよりも大きく、隣のピクセルにまたがる星しか写らない。このことは1ピクセルに収まる星はノイズリダクションのアルゴリズムによって消えてしまっていることを示唆している。
  • α7R III とα7R II の比較では差はほとんど無いように見えるが、コントラストの低い淡い部分で、α7R III はα7R II では写らない星が写っており、改善が見られる。

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α7R III は、スターイーター問題(星喰現象)が解決しているという記事も出ていますが、dpreviewの検証結果では、改善は見られるものの解決はしていないようです。

暗い天体はノイズに似ているので、ノイズリダクションにも判別が難しいのかもしれませんね。天体撮影用にノイズリダクションを完全にOFFにするモードがあってもいいかもしれません。