DxOMarkにペンタックス645Zのセンサースコアが掲載

DxOMarkに、ペンタックスの中判の一眼レフ「645Z」のセンサースコアとレビューが掲載されています。

Pentax 645Z: A great choice for medium-format shooters 

 

    645Z      X1D-50c      D850    
Overall Score
(センサーの総合点)
101 102 100
Color Depth
(色の再現域と分離)
26 26.2 26.4
Dynamic Range
(ダイナミックレンジ)
14.7 14.8 14.8
Low-Light ISO
(許容できる最高のISO感度)
4505 4489 2660

  •  645Zのスコア101は、これまでにテストした機種の中で2番目のスコアで、唯一、ハッセルブラッドX1D-50cだけが、このスコアを上回っている。色再現の26bitsと、ダイナミックレンジの14.7EVはどちらも非常に良好な値で、これは後処理のための多くの情報が含まれていることを意味しており、通常レベルの後処理ではポスタリゼーションやバンディングの問題は生じないはずだ。
  • 中判のアドバンテージの1つは、同じ画素数なら画素を大きくできることで、このことは、これまでで最高の4505の高感度のスコアによって裏付けられている。
  • D850との比較では、興味深いことに色再現とダイナミックレンジでD850が上回っているが、高感度はD850が0.8EV前後後れを取っている。X1D-50cとの比較では、非常に近い結果だが、色再現がX1D-50cが若干良好なために、総合スコアではトップになっている。
  • 645Zのセンサーは極めて優秀で、トップのX1Dとの差はほとんどない。645Zの広いダイナミックレンジと、良好な色再現性は、風景やウェディング、ポートレート等の撮影に理想的だ。加えて645Zはノイズに非常に上手く抑えており、暗所の撮影にも向いている。

 

645Zのスコアは、これまで非公式なものが掲載されたことがありましたが、ようやく正式にデータベースに登録されました。

645Zのセンサーは、X1DやGFXと同じソニー製の50MPセンサーと言われていますが、スコアを見る限りでは、X1Dとの違いは誤差のレベルに近く、645ZとX1Dは同じセンサーを採用していると見てよさそうですね。

D850との比較では、高感度では645ZとX1Dが差をつけていますが、総合スコアではほとんど差がなく、センサーサイズを考えると、D850はかなり健闘しているという印象です。