トキナーFiRIN 20mm F2 FE MFは高解像力だが周辺光量落ちが大きい

LensTipに、トキナーのEマウント用の超広角単焦点レンズ「Firin 20mm F2 FE MF」のレビューが掲載されています。

Tokina Firin 20 mm f/2 FE MF - lens review

  • フォーカスリングは十分な重さがあり滑らかに回転する。最短から無限遠までの回転角は150度で、十分に快適なピント合わせができる。フォーカシングで前玉は回転しない。
  • 解像力は、中央は開放で60lpmmを大きく超える値(良像の基準値は38-40lpmm)だ。F4ではこれまでの記録を破る72.6lpmmに達する値で、驚くほどの性能だ。隅の解像力は、F2.8以上に絞らないと許容範囲に達しないが、この焦点距離のレンズは収差の補正が非常に難しく、例えば、ニコン20mm f/1.8Gは良像を得るためにはF4まで絞らなければならない。これに比べると、トキナーはとても良好だ。
  • 軸上色収差は、開放でもごくわずかで、全く問題はない。倍率色収差は開放で最も大きくなるが、その開放時でも問題はない。加えて絞ると倍率色収差は急速に減少する。全体として、このカテゴリは非常に優秀だ。
  • フォーカスシフト(絞りによるピント位置の移動)は見られなかった。
  • 歪曲は-2.31%のタル型で、ニコン20mm f/1.8Gが-1.53%、シグマ20mm F1.4 Artが-2.15%なので、素晴らしい結果ではない。
  • コマ収差は開放時の隅ではとても目立つが、F2.8まで絞れば、明確に改善する。
  • 非点収差は2.4%のとても良好な値で、これは賞賛に値する結果だ。
  • 玉ボケは若干の輪郭が見られるが、広角としては良好に見える。
  • 周辺光量落ちは開放で61%(-2.72EV)と非常に大きく、更に悪いニュースは、絞っても改善が遅いことで、F2.8で52%(-2.13EV)、F4でも32%(-1.56EV)とまだかなり目立つレベルだ。加えて、それ以上絞っても周辺光量落ちは全く改善しない。ここではトキナーはライバルに後れを取っている。
  • 逆光耐性は開放では良好で、いくらかゴーストは見られるが強いものではない。絞ると状況は悪くなり、特に太陽が画面外の遠い位置にある場合に大きな面積を占めるフレアが出ることがある。
  • このレンズはα7R II でテストしたレンズの中で最も高い解像力で、光学性能は素晴らしいが、最も大きな問題は周辺光量落ちが大きく、絞ってもなかなか改善しないことだ。
  • 良い点:しっかりとした金属製の鏡筒、中心部の驚くべき画質、軸上色収差がわずか、倍率色収差が少ない、球面収差の問題が見られない、非点収差が非常に少ない、この画角のレンズとしてはボケが良好。
  • 悪い点:周辺光量落ちが大きい、コマ収差が今ひとつ。

 

トキナーの20mm F2 は、大口径の超広角レンズとしては解像力が高く、色収差もよく補正されていて、高性能なレンズという印象です。周辺光量落ちは大きめのようですが、これは超広角なのである程度は仕方が無いところかもしれませんね。天体用としてはコマ収差が気になるところです。

2017年11月22日 | コメント(3)

コメント(3)

トキナーのこれとフォクトレンダーの3本とBatis18mmで超広角は完全にカバーできますね。いい玉ばかりで目移りしてしまいます(笑)

前から気になっていたレンズです。微妙なレビューが出ましたね。
1、周辺光量減、歪曲はソフト補正でなんとかできないか?
2、F2.8以上絞っても天体撮影でコマ収差が目立つか?
3、絞りこんだとき、画面全体で均一的に解像してくれるか?
以上三点を注目していきたいですね。

ニコンの20mm f1.8はニコンの社員の方にも評判が良いと聞きます。トキナーの方が良いとなると、欲しくなりますね。ビオゴンなどの対象型の広角レンズは絞っても周辺減光が改善しないものでしたので、これも味だと思えば楽しめそうです。


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このページは、2017年11月22日 に公開されたブログ記事です。

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