キヤノンの17-35mm 4-5.6 ISの特許

キヤノンがフルサイズ用の小口径の広角ズームの実施例を含む特許を出願しています。

J-PlatPat 特開2017-161568

  • 近年、固体撮像素子を用いた撮像装置に用いられる撮像光学系においては、全系が小型
    で、広画角でありながら、物体距離全般にわたり高性能(高解像力)なズームレンズであることが要求されている。
  • 本発明によれば、全系が小型で、広画角で広角端から望遠端に至る全ズーム範囲にわたり良好なる光学性能を有するズームレンズが得られる。

  • 実施例1(17-35mm F4-5.6)
    - 焦点距離 17.5(広角端) 25.12(中間) 34.09(望遠端)
    - F値 4.00 4.85 5.88
    - 半画角 51.03 40.73 32.40
    - 像高 21.64 21.64 21.64
    - レンズの全長 130.88 128.52 134.05
    - バックフォーカス 37.60 49.75 64.06

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キヤノンのフルサイズ用の広角ズームは、現在は高価なLレンズしかないので、EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM と同クラスの安価な広角ズームがあってもよさそうですね。

なお、特許のレンズの全長は、前玉から焦点(センサーの位置)までの距離なので、実際のレンズの全長はもっと小さくなります。