ニコンZ7のAFは良好に動作するがD850の水準には達してない

Mobile01に、ニコンのフルサイズミラーレスカメラ「Z7」のレビューが掲載されています。

Nikon Z7 (以下Nikon Rumorsの要約より)

  • バッファーはおよそ20枚だ。とても驚いたことに、RAWよりもJPEGの書き込みに時間がかかっており、1.56GBのRAWの方が458MBのJPEGよりもバッファーのクリアが早かった。
  • AFは全体的に良好だが、D850の水準には明らかに達していない。AFは霞のかかった風景や、空に浮かぶ雲へのフォーカシング時には少々遅れる。全測距点で-4EV対応するが、非常に暗い場所では動画が緩慢になる。しかし、暗所AFモードでは、真っ暗に見える場所でもAF速度は改善する。
  • 顔認識は良好に動作し、動いている顔を追尾し続け、顔が隠れると、別の人の顔に移動する。また、グループAFは正確だ。
  • 背後にピントが合っている状態で、手前の被写体にピントを合わせようとすると、AFが遅くなる。この問題はFマウントレンズ使用時により顕著になる。タムロンの24-70mm F/2.8と70-200mm F/2.8は、AFが全く動作しなかった。
  • JPEGによる高感度の撮影では、同じ条件でZ7はD850よりも小さな粒子が目立つように見える。
  • Z7で、5秒間隔のインターバル撮影で3時間9分で2237枚撮影することができた。通常の撮影では、920枚シャッターを切ってバッテリーが9%になった。
  • レンズの鏡筒は金属製で、防塵防滴仕様だ。
  • 電源投入から撮影可能になるまで1秒かかる。
  • 手ブレ補正は1/20秒で30枚中27枚、1/10秒で30枚中12枚、1/5秒でも30枚中12枚ブレていなかった。(※条件は記載されていませんが、レンズは24-70mm f/4を使用しているようです)

 

Z7のAFは現時点のファームでも良好に動作しているようですが、いくつか苦手な被写体があるようで、全体としてはD850にはまだ及ばないようです。また、タムロンのFマウントレンズでAFが動作しないというのは、少々残念な情報ですね(アップデートで対応できるといいのですが)。

Z7のバッテリーライフに関しては、カタログスペックでは330枚となっていましたが、実際の撮影では920枚シャッターを切ってもまだバッテリーが残っているということなので、かなり持つようです。