キヤノンのクアッドピクセルAFセンサーの特許

Canon News で、キヤノンのクアッドピクセルAFの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Quad Pixel Auto Focus sensor

  • このキヤノンの特許出願(特開2019041178)では、クアッドピクセルAFセンサーについて述べらている。現在、キヤノンはデュアルピクセルAFセンサーを使用しているが、位相差センサーは一方向しか検出できず、90度回転した向きは、ほとんど検出できない。

    この特許出願では、キヤノンがピクセルを4分割し、更に中心部分から離れるにしたがって、マイクロレンズをオフセットすることが示されている。

    このセンサーは20.7MPで、8300万点の焦点の検出点がある。ピクセルサイズは4μmで、これはセンサーの幅22mmで、APS-Cセンサーであることを意味している。

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クアッドピクセルAFで縦横両方向の位相差検出ができるようになれば、全ての測距点でクロスタイプのAFが実現しますね。

このAFが実用化されれば、とても高精度なAFが実現できそうですが、回路がかなり複雑になりそうなので、画質面では現行のDPAFと比べてどうなのでしょうかね。