キヤノンの1.4倍と2倍の切替式のテレコンの特許

Canon News で、キヤノンの2つ倍率を切り替えることが可能なテレコンの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Switchable teleconverter

  • この特許出願(特開2019-095629)でキヤノンは、切替式のテレコンについて扱っている。キヤノンは、切替式のテレコンを次の理由で検討している。

    - 複数のテレコンを付け替えるとカメラやレンズ内にゴミが入る機会が増える
    - 内蔵テレコンはレンズは大きくなり、テレコンが不要な場合もかさばる

    これらの代替案として、キヤノンはこの特許出願で1.4倍と2倍に切り替えるテレコンバーターについて言及している。

    実施例として600mm F4の超望遠レンズが記載されており、このレンズはバックフォーカスが40mm(EFマウントのフランジバックは44mm)でEFには短すぎる(特にテレコンを使うには)ので、RFレンズ用だ。

canon_patent_2019-095629_001.jpg

倍率切り替え型のテレコンは便利に使えそうですが、光学系を入れ替える方式だと結構かさばりそうなので、どの程度の大きさに収まるのかが気になるところです。

特許の実施例はRFマウント用なので、キヤノンは将来登場するRFの超望遠レンズ用に、このような切り替え型のテレコンを用意するつもりなのかもしれませんね。