DxOMarkに「RF50mm F1.2L USM」のスコアが掲載

DxOMark に、キヤノンEOS R用の大口径標準単焦点レンズ「RF50mm F1.2L USM」のスコアとレビューが掲載されています。

Canon RF 50mm f/1.2L USM review 

    Canon 
 RF50F1.2L 
 Canon 
 EF50F1.2L 
 Sigma 
 50F1.4Art 
 Milvus 
 1.4/50ZE 
 Nikon 
 Z50f/1.8S 
DxOMarkスコア 38 35 44 39 44
解像力 22P-Mpix 21P-Mpix 40P-Mpix 29P-Mpix 37P-Mpix
透過 1.5T 1.5T 1.8T 1.7T 1.9T
歪曲 0.2% 0.4% 0.1% 0.3% 0.2%
周辺光量落ち -2.2EV -2.4EV -1.6EV -2.0EV -1.6EV
色収差  3μm 20μm 6μm 7μm 2μm

  • 30MP機のEOS Rによるテストでは、総合スコアは38で、カテゴリ別のスコアでは、色収差が極めて良く補正されていることを示している。透過と歪曲は、どちらもとても良好だ。
  • このレンズの極めて大きな口径は、解像力に影響しており、F1.4やF1.8クラスのレンズと比べると解像力は低くなっている。それでも、旧型のEF50mm F1.2Lと比べると解像力は改善している。
  • RF50mm F1.2L は古い(2009年より前の)ツァイス、ニコン、シグマ、ソニーのF1.4やF1.8クラスの50mmレンズを上回っているが、新しいシグマのArtレンズには及ばない。EF50mm F1.2Lとの比較では色収差の改善が大きい。
  • 画質第一なら、EOS Rに直接取り付けることはできないが、シグマ50mm F1.4が良い選択肢だろう。しかし、もし1/3段分の明るさが必要ならRF50mm F1.2Lは、EF50mm F1.2Lからの良いステップアップになるだろう。

 

比較対象のレンズは50MPの5Ds R(ニコンのレンズのみZ7)によるスコアなので、30MP機で測定したRF50mm F1.2L と直接スコアを比較するのは厳しいような気がしますが、どうなんでしょうかね。

ここではRF50mm F1.2L(30MP機)は、EF50mm F1.2L(50MP機)よりも少し良好で、シグマの50mm F1.4Art(50MP機)には及ばないという結果になっていますが、登場が噂されているEOS Rの高画素機によるスコアで、もう一度比較してみたいところです。