キヤノンが「EOS-1D X Mark III」の開発を発表

キヤノンが、一眼レフの新しいフラッグシップ機「EOS-1D X Mark III」の開発を発表しました。

デジタル一眼レフカメラのフラッグシップ機"EOS-1D X Mark III"を開発

  • キヤノンは、スポーツや報道、スタジオ撮影などプロの撮影現場に求められる高い性能と信頼性を備えた「EOS-1」シリーズの最新機種"EOS-1D X Mark III"の開発を進めている。従来機種「EOS-1D X Mark II」(2016年4月発売)より、さらなる高画質と高速連写、快適な操作性を目指している。
  • 2019年10月24日から10月26日までニューヨークで開催される北アメリカで最大の写真イベント「PHOTOPLUS(フォトプラス)」のキヤノンブースにおいて、開発中の"EOS-1D X Mark III"を参考出品する。
  • 独自開発中のCMOSセンサーと映像エンジンにより、従来機種を上回る高感度での静止画撮影が可能。
  • HEIFファイルへの10bitの静止画記録に対応。加えて、動画撮影では、4K/60p/YCbCr 4:2:2/10bit/Canon Logでの内部記録とRAWデータでの動画内部記録が可能。
  • 光学ファインダー撮影において、最高約16コマ/秒(AF・AE追従)、ライブビュー撮影において、最高約20コマ/秒(AF・AE追従)の従来機種を上回る連続撮影速度を実現。
  • ライブビュー撮影では、メカシャッターと電子シャッターの両方で撮影可能。
  • RAW撮影において、従来機種と比べて、5倍以上の連続撮影可能枚数(連写時)を実現。
  • 従来機種に比べて、中央画素部分の画素数を約28倍にした新しいタイプのAFセンサーを開発。光学ファインダー撮影時に高い合焦精度を実現。光学ファインダー、ライブビューのいずれの撮影時においてもAFの輝度範囲が拡大。
  • ディープラーニング技術を用いて追尾性能を高め、AFの安定性も向上した新しいAFアルゴリズムを搭載。
  • ライブビュー撮影において、撮像面の約100%(縦)×約90%(横)の測距エリアでAF可能。さらに、自動選択時最大525分割の測距点でAFが可能。
  • 開発中のワイヤレスファイルトランスミッターWFT-E9を合わせて用いることで従来機種の「WFT-E8」より2倍以上の無線通信速度で画像データの転送が可能。
  • 有線LAN機能において、従来機種より2倍以上の通信速度※1で画像データの転送が可能。
  • CFast2.0からCFexpressカードスロットに変更することにより、高速書き込みが可能。CFexpressカードスロットは2基搭載。
  • 背面の一部の操作ボタンにバックライトを採用。
  • 新設計の電力消費マネジメントにより、従来機種よりも撮影可能枚数が増加。

canon_eos-1dxMarkIII_devof_001.jpg

キヤノンが、先ほどの噂通り、EOS-1D X Mark III の開発を発表しました。公開された画像を見る限りでは、左側面の端子類の配置が変わっているようですね。あと、ペンタ部のGPSの出っ張りの部分がMark IIより少し滑らかになっているように見えます。

[追記] 記事にpdfの内容を追加しました。外観はあまり変わっていませんが、内部はかなり進化しているようですね。