・Samyang AF 14mm F2.8 RF arrives as the first third-party Canon RF autofocus lens
- サムヤンが、RFマウント用としては初のサードパーティー製のAFレンズ「AF 14mm F2.8 RF」を発表した。画角は113.9度(APS-Cで89.8度)、レンズ構成は10群14枚で1枚の高屈折レンズと、2枚の低分散レンズ、3枚の非球面レンズを使用している。
- サムヤンは新しい14mm F2.8 RFの設計は、小型化できるようにミラーレスに最適化されていると述べている。大きさは95.3mmで、重さは484グラムだ。鏡筒は防滴仕様で、背面にはフィルターホルダーが搭載されている。
- 発売は11月で、現時点では価格は発表されていない。
- 「AF 14mm F2.8 RF」のスペック
- 絞り値:F2.8-F22
- レンズ構成:10群14枚
- コーティング:UMC
- 最短撮影距離:0.20m
- 最大撮影倍率:x0.12
- 絞り羽根:7枚
- 画角:113.9度(フルサイズ)
- 最大径:86mm
RFマウント用のサードパーティー製AFレンズがついに登場しましたね。RFマウントはまだまだレンズが少ないので、サードパーティー製レンズの登場はユーザーに歓迎されそうです。サムヤンの他のAFレンズのRFマウント版にも期待したいところですね。
HIDE
AF 18mm F2.8 のRF版に期待!
電脳仙人
正式なライセンスではなく解析結果からの設計でしょうか?
それでも、RFマウントのサードパーティ製のレンズは発売されるのは非常に嬉しいです。シグマやタムロンからも発売されれば、選択肢も増えるしRFマウントの人気も安定する思うのですが、可能ならキヤノンにはレンズ用の正規ライセンスの発行ができる仕組みも作って欲しいですね。
英國紳士
113.9度という事は、もしかしたらFEマウント用のSamyang AF 14mm f/2.8と同じ光学設計かもしれません。
Samyangは3種類の14mmレンズを設計しており、1つ目は樽型の像面湾曲はきついが描写には定評があるSamyang ED 14mm f/2.8 AS IFで、これは10群14枚で115.7度。
大変コスパも良いマニュアルフォーカスレンズですね。
ちなみにSamyang ED 14 mm T/3.1 VDSLR AS IF UMCiiも同じ光学設計です。
2つ目は去年登場したSamyang AF 14mm f/2.8のEFマウントとニコンFマウント用で、こちらは10群15枚で116.6度。同じ14mmの中ではこのレンズが画角上では最も広角です。
AF14mmはEFマウント・ニコンFマウント用もFEマウント用も同じ外観をしていますが、中身は全くの別物です。
昨今のSamyangの動向を見てみると、同じ焦点距離でも光学設計の異なるレンズを登場させ売れ行きや実際の画作りからユーザーが好む傾向なども比較させている感じがしますよね。
特にミラーレスになってからは、SamyangはSONY機で最初に出しておいて評価がよければ同じ光学設計で他のマウントで出している節が見られるので恐らくFEマウント用のSamyang AF 14mm f/2.8と光学設計は同じであろうと思います。
K
サムヤンのサイトに上がってるレンズ構成図を比べると光学設計はFE版と同じようですね。別記事のコメントにもありましたがボディと通信してるデータの内容はEFと同じなんでしょうか。コントロールリングや絞りリングも付いていないですし。もしそうだとしたらサムヤンはRFマウントのラインアップを結構なペースで揃えられそうですね。
ところでこれからサードパーティーはマウント径の小さいEマウントに合わせた設計を流用することになるんでしょうか。キヤノンやニコンはミラーレスを出すにあたって大口径マウントを売りの一つにしてますが、口径の小さいEマウントに光学設計が縛られることによるデメリットはないんでしょうか。それとも開発コストの低減というメリットのほうがデメリットを上回るという判断なのでしょうか。気になります。
Nite-R
Kさん
実際のところRFやZの内径はそれほど優位になってるとは思いません
それよりミラーレスになったことでフランジバックを短くバックフォーカスも短くできることのほうが標準や広角のレンズにおいて特に享受が大きいように思います
F値の明るいレンズもシグマが35mm F1.2のレンズをEとLで出せてたり中一光学の50mm F0.95やライカMマウントの50mm F0.95をアダプターで使うこともできてるので問題ないでしょう
むしろマウント情報を開示してるEと開示してないRFとZではサポート面でシグマやタムロンのようなサードにとってはデメリットになってるように思います
K
Nite-Rさん
たしかにフランジバック(バックフォーカス)が短くなるメリットはどこも享受できると思いますが、大口径には大口径のメリットがあると思うんですよね。そうでなければボディの剛性を落とすことになるのにわざわざ大口径を選ばないでしょうから。
なんでこんなことを考えるようになったかというと、ソニー、キャノン、ニコンの35mm F1.8が出揃ってレンズ構成図を見比べたからです。キヤノンとニコンに対してソニーは対象性が崩れてて無理してるように見えるんですよね。同じソニーでもF2.8の方はそうでもない構成に見えるのですが。
玉の構成だけがレンズの性能ではないですし、光学だけでなく電子の技術もシステムとしては大事なのも分かるのですが、純粋な光学設計を考えるとこの辺からマウント径の差が出てくるのかなとか思った次第です。
と、本題から逸れまくりなのでこの辺にします。