キヤノンが「EOS Ra」を正式発表 [内容更新]

キヤノンが、EOS Rの天体撮影用モデル「EOS Ra」を正式に発表しています。

Canon unveils the EOS Ra, a full-frame mirrorless astrophotography camera (DPR)

  • 本日、キヤノンがEOS Rの天体撮影専用バージョンの「EOS Ra」を非常に静かに発表した。
  • EOS Raは赤外線カットフィルターに手が加えられ、Hα線を標準のEOS Rの4倍多く捉えることができる。この変更によって、天体の赤い光をより簡単に撮影できるようになる。
  • EOS RaのEVFとライブビューでは30倍の拡大が可能で、標準のEOS Rの10倍から劇的に倍率が拡大されおり、正しいピント合わせが容易になるはずだ。それ以外のスペックはEOS Rから変更されていない。現時点では発売日の情報はない。

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キヤノンの天体撮影用モデル「EOS Ra」が正式発表されました。赤外線カットフィルターが変更されてHα線の透過率を高めているので、赤い星雲の撮影に威力を発揮しそうです。

赤外線カットフィルターを除去する改造を行っている天文ショップもありますが、ボディは純正のままの方が安心感があるという人には魅力的な選択肢になりそうですね。

[追記] 国内でも正式に発表されました(ニュースリリース)。国内の発売日は2019年12月上旬、店頭価格は税込で最安値で29万5020円となっています。