・10年代前半のデジタル一眼が多数占める中、α6000がミラーレスで唯一TOP10入り
- まず「BCNランキング」2010年1月から2019年11月までの合算集計データによる実売台数ランキングは以下の通りになった。
現在の国内のデジタルカメラ市場はピークだった2010年より7割縮小している。レンズ交換型カメラの2010年代ランキングをみると、やはりまだ市場の落ち込みが緩やかだった2010年代前半の製品が並んだ。
最も売れた製品は2013年4月発売のキヤノン「EOS Kiss X7」。当時、APS-C搭載モデルでは世界最小・最軽量として発売されたキヤノンのエントリーモデルだ。EOS Kissシリーズの人気は高く、同シリーズが1位~3位までを独占した。
- 1位 EOS Kiss X7 発売月 2013年4月発売(キヤノン)
- 2位 EOS Kiss X5 発売月 2011年3月発売(キヤノン)
- 3位 EOS Kiss X7i 発売月 2013年4月発売(キヤノン)
- 4位 D5300 発売月 2013年11月発売(ニコン)
- 5位 EOS Kiss X4 発売月 2010年2月発売(キヤノン)
- 6位 α6000 発売月 2014年3月発売(ソニー)
- 7位 D3100 発売月 2010年9月発売(ニコン)
- 8位 EOS 60D 発売月 2010年9月発売(キヤノン)
- 9位 D3200 発売月 2012年5月発売(ニコン)
- 10位 D5100 発売月 2011年4月発売(ニコン)
デジカメは市場が大幅に縮小しているので、トップテンにランクインしているカメラは、やはり2010年代前半に発売されたカメラばかりですね。1位のKiss X7は一眼レフとしては極めて小型で話題を集めたカメラで、丸くてかわいらしいデザインが印象に残っています。
ミラーレスはデジカメ市場が縮小し始めてから主流になったので、ここでは、ほとんどランクインしていませんが、その中で唯一トップテンに入ってきたソニーのα6000は相当売れたんでしょうね。
虚弱体質
10年間の統計というものが出てきたのに驚きましたがα6000すごいですね。
APS-C機はそれほど目立った技術革新が無い印象なのでモデルチェンジの頻度を下げて旧機種を売り続けた戦略がマッチしたのだと思います。
オリンパスもモデルチェンジの頻度を下げていればpenシリーズがランクインしたのでは
ayame
これは面白いランキングですね
ソニーは2010年代前半は相当苦戦してた印象ですが、α7の第二世代や、α6000あたりから徐々に勢いづいてきた印象があるので納得ですね
コンデジ版も見てみたいですね
鉄男
どの機種も価格コムで上位を常にキープしていた記憶があります。
撮影する楽しさを教えてくれる素晴らしいモデルばかりだと思います。
ここからフルサイズ機を使うまでになった人、子供の成長とスマホの台頭により全く使わなくなってしまった人、たくさんいるのでしょうね。
どりゃー
レンズ交換式スチルカメラはキヤノンとニコンがガチガチに抑えていて付け入る隙がないと言われていたのをソニーEマウントミラーレスが突破したのがハッキリわかるランキングですね。
しかも2014年以降市場が急激に縮小した実態も反映され、業界として大いに参考なりそう。
2011年の東日本大震災の年にさえこれほどの売れ行きをがあったのは凄いと思います。
ジェラ
確かKiss X5は4年以上店の売り場に並んでいた記憶があります。X7も似たような感じ。
カメラ全体の出荷台数が多かった時代はそういった売り方でエントリー内でも選択肢を増やし多売出来たんでしょうね。
あと60Dは出た当時は連射コマ数が減ったとかがっかりする声も聞かれましたがバリアングルが受けたのか、中級機としてはかなり売れたんですね。
ここからの10年は全部ミラーレスになりそうです。
ぽにょ
5年後、2015〜2025年の統計も見てみたですね。
ソニン
α6000、とても気に入ってた機種でした。
他の機材は買い替えのたびに売ってしまいましたが、α6000は未だ残っています。
使ってはいませんが。
bunchousann
α6000が凄いのは、6年近く前のモデルでありながら、まだ現行機種扱いということですね。
弁証法
Kiss X7iは先日まで動画用のサブ機として購入を検討していました。
AFポイントの少なさとサーボAFが弱いところを工夫で何とかできるなら、今でも問題なく使えると思います。
2万円台で手に入ります。
ここに載っているものは、勉強用や動画のサブカメラとして、中古で買うというのも悪くない選択肢だと思いますよ。
ウォルサム
「一眼レフでガチガチに固められたランキングにミラーレスが食い込んでいるのはすごい」という論調ですが、最近のソニーは「強い強い」ともてはやされているのに、このランキングに一機種しかランクインしていません。
言い換えると、「全盛期の勢いが多少なりとも残っている」のがソニーなのであって、業界全体の縮小が著しいとも取れます。
ソニーは勝ち組なのではなく生き残り組なのでしょう。