2019年にスチルカメラ・ビデオカメラで最も売れたのはニコンCOOLPIX A100

BCN+Rに、スチルカメラとビデオカメラを合わせた撮影機器の2019年の販売台数ランキングが掲載されています。

静止画・動画を合わせたカメラ売上20傑、2019年版

  • BCNランキングで19年の1年間、静止画をメインのカメラと動画メインのカメラをまとめて「撮影機器」とし、販売台数ランキングを20位まで算出した。その結果、19年で最も売れた撮影機器はニコンのコンパクトデジカメ「COOLPIX A100」だった。販売台数シェアは4.92%。
  • トップのCOOLPIX A100は何といってもコストパフォーマンスの高さが評価された。年間税抜き平均単価が、Top20のうちで唯一、1万円を切る9300円と安価ながら、1/2.3型で2005万画素の撮像素子や光学5倍ズームレンズなど基本性能はしっかり備えている。
  • 上位製品では1万円台の低価格製品が目立つ中、Top10までで突出して価格が高かったのがキヤノンの「EOS Kiss M」だ。上位10機種で唯一のレンズ交換型カメラで平均単価は8万1400円。一眼レフからミラーレス一眼への移行が急速に進む市場を反映した。
  • ソニーの「α6400」はTop20の中で唯一の10万円を超える11万5100円。機能のバランスがよく人気を保っている。
  • 一眼レフでは、13位のキヤノン「EOS Kiss X9i」が最高位。17位でニコンの「D5600」が続いた。
  • 静止画向け、動画向けの境目がなくなりつつある撮影機器市場だが、今回集計した年間販売台数の内訳は、静止画向けが7割を占めた。

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最近よく「コンパクトカメラ市場は壊滅状態」という話を聞きますが、今でもレンズ交換式と比べると、コンパクトカメラは台数ベースではかなり売れているようですね。

ただ、売れ筋コンパクトの単価はどれも非常に低いので、メーカーとしては売れてもあまり利益が上がらないのかもしれません。

レンズ交換式カメラは、EOS Kiss Mが強いですが、一眼レフのKiss X9/X9iの2機種を合計すると、Kiss Mを超えるので、一眼レフもまだ結構よく売れているようです。