キヤノンEOS-1D X Mark III はクラストップのダイナミックレンジ

Photons to Photos に、キヤノンEOS-1D X Mark III のダイナミックレンジのデータが公開され、他機種との比較が可能になっています。

Photons to Photos (以下、Canon Newsのテキストより引用)

  • 1DX Mark III は1DX Mark II に対して、ISO100で1EV近くダイナミックレンジが広くなっている。ISO800以上では、どちらの機種のダイナミックレンジも同等だ。

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  • ライバルとの比較では、ソニーα9 II のダイナミックレンジは、ISO625以上では1DX Mark III に若干勝っているが、ISO625未満では1D X Mark III が明らかに良好だ。

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  • D5との比較(D6のデータはまだ無いのでD5と比較した)では、D5はISO800以上ではごくわずか(0.25EV前後)に1D X Mark III に勝っているが、ISO800未満では2.5EVもの差があり、1D X Mark III に迫ることもできない。

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  • 1D X Mark III はスポーツ撮影用のカメラの中では、クラス最高のダイナミックレンジで、ニコンD5とソニーα9 II をリードしている。

 

キヤノンのセンサーのダイナミックレンジは、APS-CのEOS M6 Mark IIで大幅な改善を見せていましたが、フルサイズのEOS-1D X Mark III のセンサーでも大幅に改善しているようです。

1D X Mark III のセンサーは、低感度ではニコンD5に大きく差をつけており、ソニーα9 II のセンサーさえ上回っていて、動体向けの高速読み出しのセンサーでは一気にトップクラスに躍り出たという印象です。